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更新日:2015年3月1日

移住者体験談>田部英雄さん

モノづくり文化が高い佐賀県で
まともな物を作り続けていきたい

  • 田部英雄(たなべひでお)さん
    食品加工販売会社経営/唐津市東唐津在住

和食の板前からハム職人に転身

田部さん

唐津市七山の中心部から少し離れた場所、糸島へと向かう道の途中に、よく目立つ黄色い建物のハム・ソーセージ店「燻や」がある。この店のオーナーが田部英雄さん。職人のイメージから気難しい感じの人かと思いきや、ユーモアを交えながら気さくに取材に応じてくださった。
唐津に住んで15年、七山に店を構えて7年になるという田部さんは、もともと島根県のご出身。学生時代から勉強よりも料理の世界に興味を持ちはじめ、卒業後は京都で和食の道に入ったが、趣味でハムやベーコンなどを作るうち今度はそちらに興味が移って、ついにはプロになってしまったという人だ。
ハム屋になろうと思って修行の場に選んだのは五島列島の福江島。理由は「来てもいいよと言ってくれたのはそこしか無かったから」という単純なもの。そんな田舎でも気にすることなく、田部さんは奥さんと生まれたばかりの長男を連れて移り住み、一からハム作りを勉強して技術と知識を身につけた。
自然が美しい島の暮らしは楽しかったが、バイクに乗るのが好きな田部さんにとっては少し窮屈で、やがて本土で暮らしたいと思うようになってきた。

大好きな田舎・七山にお店をオープン

店の写真

そんな時に声をかけられた人と一緒に新しい会社をやることに決め、やってきたのが唐津市だった。市内で店を6年間やって評判も良かったが、諸般の事情から会社から出て独立することにしたという。
独立の地に七山を選んだ理由を訊ねると「田舎だから」と田部さん。七山の自然や田舎っぷりが好きで、店を出すならこの村だと決めていたという。そうして店舗兼工場を七山にオープン。添加物を極力使わずに素材本来のうま味を引き出すハム・ソーセージの人気は口コミで広がり、6年間で売り上げも伸びた。このほど近くに魚の燻製工場も完成し、そこではスモーク・サーモンをはじめ珍しいホタテ、サバ、カキなど、様々な海産物の燻製を開発しているそうだ。
美味しい燻製を作る秘訣をお尋ねしたところ「特別なことはやっていませんよ。ヨーロッパの伝統的な製法を受け継いで、まともなやり方で『まともな物』を作っているだけなんですよ。」と、あくまで控えめな田部さん。きっと根が職人気質なのだろう。しかし添加物を控えるぶん、美味しさの鍵を握る豚肉には、沖縄のあぐー豚をはじめ、鹿児島の黒豚、くじゅう高原のハーブ豚、唐津の豚などを使っているそうだ。

他所から来たからわかる、唐津のすごさ

ハムの写真

現在は自宅のある東唐津から七山へ夫婦で通う生活。唐津も十分に美しい町なので気に入っているが、子どもの通学環境を考えなければ、お店のある七山に住みたいという。
唐津に住んだ感想をお尋ねすると「私は特にこだわりは無く、どこでも生きていけるタイプ。」と前置きした上で、唐津を評し「唐津だけでなく、佐賀県はモノづくりに秀でた人物が多いと思うんです。唐津もちっぽけな町なのに、唐津焼はもちろん、お菓子とか寿司とか豆腐とか、いいモノ、美味しいモノがいっぱいある。おくんちだってあるし、全国に誇れるモノがいくつもある。これはなかなかスゴいことだと思うんです。」と熱のこもったお話をしてくださった。
「唐津の諸先輩方に接すると、そんな素晴らしい人がたくさんいる。自分もそうした人たちの中に入って、唐津を盛り上げるお手伝いができればいいですね」と控えめに語った。
コツコツ実績を築きながら、あくまで職人に徹してハム作りを続ける田部さん。持ち帰って食べた燻製の味は、お人柄そのものの味わい深さだった。

インフォメーション

  • 田部さんのお店

    • 「燻や」

      • 住所…唐津市七山白木1027-3
      • 電話…0955-70-7170
      • 営業時間…10時00分~18時00分(10月~3月は17時30分まで)
      • 店休日…毎週火曜日(祝日の場合は水曜日)

店の看板

商品陳列の様子

問い合わせ

企画政策課 

佐賀県唐津市西城内1番1号

電話番号:0955-72-9115