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更新日:2015年3月1日

移住者体験談>穴吹昌美さん

前向きに生き生きと暮らしながら地元に愛される石材店を目指す

  • 穴吹昌美さん
    石材店経営/唐津市浜玉町在住

すぐに帰るつもりで来た唐津で、自然の豊かさに感動

穴吹さん

穴吹昌美さんがご主人の茂雄さんとともに、生まれ育った四国の高松市から唐津にやってきたのは今から24年前のこと。高松で石材店を営んでいた昌美さんの父親が浜玉町で採れる良質の石材に目をつけ、それを採掘するための支店長として穴吹さん夫婦が赴任したという。
「最初は会社がある程度軌道に乗ったら高松に戻るつもりでいたのに、気がつけば人生の半分を唐津市で過ごしていました。」と笑う昌美さん。来た当初は玄界灘の荒々しさや、虹ノ松原の長さなど、自然の雄大さが印象的だったという。
生まれ育った町も海に面していたため、魚は新鮮なものを食べつけてはいたが「さすがに生きているイカは唐津に来て初めて食べました。」と昌美さん。石切り場を開いた平原地区は特に柑橘類など農産物も豊富な場所なので、食材の豊富さにも満足しているそうだ。

地域との交流の中で、だんだん唐津が第二のふるさとに

趣味のバイクの写真

今ではすっかり地の人となった昌美さん一家だが、最初はそれなりに苦労があったという。農村地域に石切り場を開くとあって、農家の方々の警戒心も強く、地主さんとの交渉や役場などの許可関係など、最初はなかなか相手にされず、悩む日々が続いた。さらに四国出身の穴吹さん夫妻にとって「ばってん」や「おいどんが」など、テレビの中でしか聞いたことなかった九州弁は、笑い事でなく理解しづらい言葉だったそうだ。
しかし、そこでめげていては話が進まない。まずは地域の方々とコミュニケーションをとるため、採石を行う地区の集まりや祭事には積極的に出るようにした。さらに、昌美さんは空いた時間に商工会の観光案内所に勤め始め、そこでたくさんの町内の方と知り合うことができた。そうこうしているうちにコミュニケーションの問題もだんだん解決し、地元に受け入れてもらえるようになったという。
「田舎の人ってやっぱり温かいんですよ。最初はとっつきにくくても、わかってもらえればそこからはすごく良くしてくださる。唐津は、自分から入っていけば受け入れてくれる町だと思います。」と、昌美さんは語る。
現在、昌美さんはテニス、書道、水墨画にオートバイと多彩な趣味を持ち、それらを通じて幅広い年齢層の友人ができたそうだ。仕事や子育てばかりにとどまらず、積極的に外の世界へ飛び出していく姿勢が、今の昌美さんにとって居心地のいい環境を作り出しているように見受けられた。

石の可能性を探りつつ、地域に愛される石材店に

商品を販売する様子

現在、穴吹夫妻の経営する石材の出荷先はほとんどが大阪の商社。そこからさらに中国などへも輸出されているという。地元の工事や石碑などにもたくさんの施工実績があるものの、一般の人にはほとんど知られておらず、年々石材を使う住宅が少なくなっていくことを、穴吹夫妻は残念に思っていた。
そこで2009年の11月、それまで主に都市圏で行っていた石材の展示会を、初めて地元の唐津で開催した。やるからには「石材=墓石のイメージを覆してみたい」と石を使った灯籠やランプ類を多数展示し、「石のあかり展」と銘打って、店舗のある浜玉町浜崎で展示・即売会を行った。おかげでそれまで馴染みの無かった地元の人たちにも、会社の仕事内容がアピールできたし、販売につなげることができたという。
「もっと地域の方々に石の良さを知っていただきたいし、いろんな提案をしていきたいので、これからも毎年続けたい」と語る昌美さん。女性ならではの柔らかい感性が、唐津の町に暖かいあかりを灯していく。

インフォメーション

問い合わせ

企画政策課 

佐賀県唐津市西城内1番1号

電話番号:0955-72-9115