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更新日:2015年3月1日

移住者体験談>川上 昇さん

不思議な縁に導かれ、音楽家が出会った約束の地

  • 川上 昇さん
    カフェテラス経営/唐津市肥前町在住

教職者として音楽に身をささげた現役時代

川上さん

鷹島大橋の開通以来、訪れる人が増えた唐津市肥前町。鷹島を望む橋の唐津側にある星賀地区は、漁業や海運業の基地として知られているエリアだ。鎌倉時代は元寇の舞台となった場所でもあり、最近では対岸から海中に沈むモンゴルの軍船が見つかって話題となっている。
そんな星賀地区の入口にあたる小高い丘の上に1軒の家が建ち、やがて看板が掲げられてカフェとして営業が始まった。このお店のオーナーが川上昇さん。岡山の音楽大学で長く教授を勤めた後、それまで縁の無かった唐津にやってきたいわゆる「Iターン」者だ。
川上さんは島根県松江市の出身。教員だった父親の影響で幼少期からバイオリンのレッスンを受け、地元大学の音楽課程に進学。卒業後は岡山県津山市にあった私立の音楽大学で教職についた。津山市では32歳の時に「音楽の文化を根づかそう」と市民オーケストラの立ち上げを企画。常任指揮者となって約10年間オーケストラの指導を行った。
その後大学が倉敷に移転したのに伴い、自身は岡山市内に転居。すると今度は島根県出雲市から声がかかり、岡山から通って再び市民オーケストラの結成に奔走。軌道に乗るまでの3年間、指揮者と音楽監督を務め、出雲市初の市民「第九」演奏を成功させるなど、退職までの人生を音楽ひとすじに生きてきた。

海の見える新居で第2の人生をスタート

家の内装

私生活でも結婚して2人の娘が生まれ、幸せに暮らしていたが、岡山に移った後に奥様をがんで亡くしてしまう。寂しさをかかえて暮らしていた川上さんだったが、やがて今の奥様である康江さんと縁あって再婚。その後康江さんの故郷であった唐津市肥前町を訪れる機会があり、海と丘がおりなす自然の風景、そして地元の方のおおらかな人間性にすっかり魅せられてしまった。それまで定年後は島根に戻ろうかとも考えていた川上さんだったが、環境の良さと康江さんの実家に近いことから唐津への移住を決意。知り合いから今の家がある土地を紹介され、定年を直前に控えた2009年3月に引っ越してきた。
地元の工務店に建ててもらった新居にはムクの木や珪藻土壁など自然素材をふんだんに使い、天井の高いリビングで心地よい空間が実現した。すると川上さんの気さくな人柄や不思議な力に引かれて人が集まるようになったため、「それじゃもっと気軽に来てもらえるようにしよう」と新築したばかりの家に手を入れて営業許可をとり、カフェテラスの看板をあげた。

「氣」に満ちた場所で開いた交流の場

ベランダの様子

川上さんの持つ「不思議な力」とは「氣」のパワーを引き出すこと。音楽活動の中でその力に気づき、康江さんと出会ったことでそれを様々な「癒し」に生かす方法を学んだそうだ。お店は音楽や「氣」による心身のケアを人々に伝え、地域の人たちの役に立ちたいという思いではじめたもの。田舎にあるにもかかわらず口コミで評判が高まり、少しずつ訪れるファンが増えているという。
「地元の人は“なんにもない”といいますが、よそから来た者にとってはここは宝の山。すばらしい自然と都会では体験できない空気があり、とても“氣”の流れもいい場所なんです。買い物も便利だし、食べ物は新鮮だし、なにも言うことはありません」と絶賛する川上さん。地元の行事や共同作業にも積極的に顔を出し、地域の人たちとの交流を楽しんでいるそうだ。
不思議な縁に導かれるようにして唐津に移り住んだ川上さん夫妻。自身も癒されるヒーリングライフは、まだ始まったばかりだ。

インフォメーション

川上さんのお店 カフェテラス星の里

  • 住所…唐津市肥前町星賀2305-4
  • 電話…0955-54-0901
  • 営業時間…11時00分~22時00分
  • 定休日…毎週木曜日

問い合わせ

企画政策課 

佐賀県唐津市西城内1番1号

電話番号:0955-72-9115