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更新日:2024年3月4日
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平成5年(1993)油彩・カンヴァス193.9×130.3センチ
イギリス中世のゴシック建築ウェストミンスター寺院を正面から描いた大作。鮮やかな空色に、重厚さをたたえた白い教会がくっきりと浮かびあがります。戴冠式などの王室行事が執り行われ、歴代国王や著名人の墓所としても知られる由緒ある教会です。
唐津市浜玉町に生まれた楢崎は、佐賀師範学校を卒業後上京し、洋画家の森田茂に学びました。初期のころから「人間と自然」をテーマとし、明るい色彩による温和な画風を展開。子どもや母子像などを詩情豊かに描き続ける一方、昭和48年(1973)の初渡欧以降取材で海外をまわり、ヨーロッパや中国などの風景も多く手がけています。昭和54年(1979)と56年(1981)の日展で特選を、平成13年(2001)の東光展で文部科学大臣奨励賞を受賞。近年は、アイルランドの風景なども描いています。
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