ホーム > 教育・文化・スポーツ > 唐津市近代図書館 > 展覧会情報 > 11月18日~12月17日開催 唐津市近代図書館開館25周年記念「Kin Colle(キンコレ)!-来て、見て!近図コレクション-」

ここから本文です。

更新日:2017年11月16日

11月18日~12月17日開催 唐津市近代図書館開館25周年記念「Kin Colle(キンコレ)!-来て、見て!近図コレクション-」

KinColle-TOP

ごあいさつ 作家紹介 展示作品 開催概要

 

 

あいさつ

今年、唐津市近代図書館は開館25周年を迎えました。
開館は1992年11月8日、開館記念特別展は「平山郁夫シルクロード展」でした。以後、美術ホールでは、いろいろな企画展を開催してきました。
唐津市所蔵品の無料公開も毎年行っていますが、今回は、制作年代の古さや作品の大きさなどから、ふだん展示する機会の少ないものや、郷土作家の代表作、平成28・29年度の新収蔵品など、絵画を中心に約50点を展示します。唐津ゆかりの作家の作品を身近に楽しんでいただき、唐津市近代図書館により親しみを持っていただけましたら幸いです。
25歳を迎えた唐津市近代図書館は、これからも「地元で美術作品を身近に楽しめる場所」であり続けたいと願っています。

 

作家紹介

長谷川塘(はせがわっとう)1836-1890

長野市に庄内藩士の子として生まれる。もと松田姓、通称名は立秋。永麟(えいりん)とも号する。1856年、狩野永悳(えいとく)について狩野派を学ぶ。のちに長谷川雪旦の子雪堤の門人となり、1867年に唐津藩の絵師として抱えられた。廃藩後も唐津に留まって江川町に住んだ。

川村雄(かわむらよお)1852-1934

幕末の江戸に生まれ、幼少時より画才を示す。1871年政治や法律の研究を目的に徳川家の派遣留学生として渡米するが、周囲のすすめにより画学研究を決意。パリやヴェネツィアで本格的に画技を学び、1881年の帰国後は、油彩画の技法に日本画の感覚を融合させ、独自の美意識を盛り込んだ絵を描いた。勝海舟の厚い援助を受けた画家であり、徳川将軍像や天璋院(篤姫)、福澤諭吉らの肖像画を描いたことでも知られる。

牧原之助(まきはらんのすけ)1901-1985

唐津市に生まれる。1947年白日会会員。1949年水彩連盟会員、のちに委員となる。1946年の第2回展以降、日展にも出品を続け、東京や浜離宮、乗鞍など、風景画を多く描いた。

山口男(やまぐちけお)1902-1983

韓国ソウル市に生まれる。1921年上京、本郷洋画研究所、川端画学校を経て、1927年東京美術学校を卒業。同年渡欧、洋画家の佐伯祐三と彫刻家オシップ・ザッキンに大きな影響を受ける。二科展を中心に作品を発表。戦後は東京に住み、海外展にも多く出品するなど国内外の展覧会で活躍。限られた色を用いて形を追求し、独自の抽象表現を確立した。

築山生(つきやまつお)1906-1986

唐津市に生まれる。戦前から創作に打ち込む一方、全国各地で教職に就き、戦後は飯塚市に居住。二紀会委員をつとめ、のちに福岡教育大学教授となった。初期には叙情性に富む静物画を描き、戦後に形態の単純化と色彩表現を試みる。やがてスケールの大きな抽象的風景画へと発展。昭和30年代以降はさらに抽象化が進み、大学退官後の晩年は、鮮烈な色彩による装飾古墳シリーズを展開した。

石本雄(いしもとでお)1908-1986

長崎市に生まれる。1931年東京美術学校卒業。日展、東光展などに出品を続け、日展では特選・朝倉賞、菊華賞、会員賞を、東光展ではK氏奨励賞、Y氏奨励賞を受賞。中学教諭として小城に赴任し、画家として独自の「造形性」を追求する一方、教師として後進の指導に努めた。新制佐賀大学の設立にも尽力。1958年には緑光会(東光会佐賀支部会)を結成。佐賀の美術界、教育界の指導者として大きな足跡を残した。

二(あきいじ)1910-2006

唐津市に生まれる。教職に就くかたわら、戦前から漫画を描き始める。学習漫画家の草分けとして知られる一方洋画も描き、牛島憲之、石川滋彦に師事。新協美術展に出品を続け、のちに新協美術会委員となった。のびやかなタッチの明るい風景画が多く、特に水辺の情景を好んで描いた。1939年から2000年まで毎日小学生新聞に「勉強まんが」を連載。1962年度小学館漫画賞を受賞。

村岡蔵(むらおかいぞう)1912-1995

小城市に生まれる。旧制小城中学校卒業後上京、中村研一に師事。東京美術学校在学中に文展に初入選。戦後は日展、光風会展に出品。日展では特選、内閣総理大臣賞を、光風会展では2度の光風特賞、南賞を受賞。1969年の渡仏以降、たびたび海外に取材旅行。明るい色彩と軽やかな筆致による女性像で知られ、晩年は裸婦像を描き続けた。

内山(うちやまかし)1922-

唐津市浜玉町に生まれる。佐賀師範学校を経て、多摩造形芸術専門学校に入学。小絲源太郎に師事。1954年第10回日展で特選受賞。1967年フランスに留学、パリのアカデミー・ジュリアンに学ぶ。1970年第2回日展で菊花賞受賞。1980年代以降、明るい暖色調のモロッコ・シリーズと長崎・五島の切支丹の里シリーズを発表。武蔵野の風景や唐津の祭りを主題にした作品も好んで描いている。

(もりおる)1926-2001

大連に生まれ、1932年唐津に移る。1946年坂本繁二郎に師事。1962年第30回独立展で独立賞・30周年記念賞を受賞、のちに独立美術協会会員となる。題材は風景・静物から太古に想を得たものやカニの連作に移り、寓意性を帯びた人間シリーズへと発展。1967年メキシコ・アメリカを巡り渡仏。1972年北アフリカ・ヨーロッパへの旅をきっかけにライフワークとなる砂漠シリーズを開始。30年にわたり砂漠を描き続けた。

高﨑夫(たかさきみお)1926-2017

唐津市に生まれる。佐賀師範学校に学び、石本秀雄の指導を受ける。1952年多摩造形芸術専門学校卒業、同年の独立展に初入選。林武、菊池精二に師事。1968年第36回独立展で独立賞を受賞。翌年、独立美術協会会員となる。モティーフは静物や樹木から国内の石仏に移り、1971年以降はヨーロッパや中国、インドネシア、カンボジアなどを取材旅行。以後、各地の遺跡や仏像・神像を落ち着いた色調で描いた。

楢崎視(ならさきげみ)1927-

唐津市浜玉町に生まれる。佐賀師範学校卒業後上京、森田茂に師事。文化学院美術科卒業、日展と東光展に出品し、受賞を重ねる。初期の頃から「人間と自然」をテーマとし、明るい色彩による温和な画風を展開。子どもや母子像などを詩情豊かに描き続ける一方、1978年の初渡欧以降取材で海外をまわり、ヨーロッパや中国などの風景も多く手がけている。近年は、故郷唐津の風景、奈良の寺院や仏像などを描く。

三塩巳(みしおよみ)1929-

唐津市厳木町に生まれる。1951年上京、森田茂に師事、初期には馬や職人(陶工やガラス職人)を多く描き、やがてサーカスのシリーズへと移行。華やかな表舞台ではなく、出番を待つ緊張感、熟練者としての厳しさ、人と馬の心の交流などに主眼をおき、曲芸に生きる人々を繰り返し描いた。その後は風景へと対象が移り、1990年代半ばからは流鏑馬のシリーズに着手。日展や東光展で受賞を重ねている。

熊川典(くまがわきのり)1930-2000

長崎市に生まれ、少年時代の約10年間を唐津で過ごす。上京後に本格的に絵を学ぶ。初期にはピカソやブラックの影響を受け、抽象絵画に傾倒。その後、幻想的な色合いを帯びた蝶や月、街を主題とする作品群が続く。模索の期間を経て、1967年アメリカ・ヨーロッパ旅行をきっかけにやわらかな色彩による具象表現と移り、静かさをたたえた心象世界を確立した。独特の黄色を基調に漁船やヨット、海景を多く手がけている。

杉本守(すぎもとしもり)1933-1999

鳥栖市に生まれる。佐賀大学卒業、石本秀雄に師事。1954年東光展に、1957年日展に初入選。以後両展に出品を続け、のちに東光会会員となる。初期には馬や蝶を好んで手がけ、抽象表現の時期を経て、フクロウ、ハト、クジャクなど鳥を主な題材とする写実的な画風へと移った。子どもを描いた作品も多い。佐賀美術協会理事、緑光会(東光会佐賀支部会)代表を務めるなど、郷土の後進の育成にも尽力した。

宮﨑代(みやざきうだい)1949-

唐津市に生まれる。画家を志し上京。1983年新協美術展に初入選以降同展に出品・受賞を続け、のちに新協美術会委員となる。森や湖、海、空といった自然を題材とする時期を経て、宇宙や生命をテーマに繊細な色や線で壮大なスケールの作品を描き始めた。2000年ドイツ・ローデンブルク国際芸術博覧会で日独文化親善大使名誉賞など三賞を受賞。ローデンブルク市名誉作家に認定された。

大須賀里子(おおすがりこ)1947-

唐津市に生まれる。主に木、特にカツラを用いて作彫活動を展開。曲線的造形を複合させながら、海や貝がら、水をイメージする作品を多く手がけている。素材と対話しながらそのものの持つ魅力を引き出したい、新たな命を与えたいと、抽象的な形態で心象風景を表現し続け、近年は「生命の広がり」「再生」をテーマに制作。2001年第55回二紀展で文部科学大臣奨励賞を受賞。

 

主な展示作品

「桜図」

長谷川雪塘

桜図(襖絵)(さくらずすまえ)

 

19世紀

「貴賤図(御所車)」

川村清雄

貴賤図(御所車)(きせんずしょぐるま)

 

1898年頃
80号

午後の客

石本秀雄

午後の客

 

1957年

50号

秋玲二「船だまり」

秋玲二

船だまり

 

1984年
100号

森通「鹹湖の月Ⅰ」

森通

鹹湖(かんこ)の月Ⅰ

 

1988年
150号

「エレファンタ仏跡」

高﨑文夫

エレファンタ仏跡

 

1990年
150号

「松と城≪唐津追想≫」

楢崎重視

松と城〈唐津追想〉

 

2016年
50号

 

「城下町の花火」

熊川昭典

唐津城の花火

 

1976年
50号

 

「コスモスワープ2」

宮﨑曠代

コスモスワープ2

 

1990年

150号

 

 

開催概要

会期

  • 平成29年11月18日(土曜日)~12月17日(日曜日)
  • 10時00分~18時00分(入場は17時30分まで)

 

休館日

月曜日、11月23日(木曜日・祝日)、12月6日(水曜日)

 

会場

唐津市近代図書館美術ホール

 

主催

唐津市近代図書館

 

観覧料

無料

 

ポスター

「KinColle!」ポスター「KinColle!」ポスター(PDF:721KB)

クリックすると大きい画像で見ることができます。

 

その他

「KinColle」は、近代図書館コレクション(所蔵作品)の略称です。

 


 

このホームページに掲載されている文章および画像の無断転用を禁止します。

Adobe Readerのダウンロードページへ

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。

問い合わせ

近代図書館学芸係

佐賀県唐津市新興町23番地

電話番号:0955-72-3467