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更新日:2015年3月1日

世界の名車トヨタ2000GTをデザインした野崎喩~畔水記念館オープン~(平成26年5月11日、坂田あや子)

 

オープンした畔水記念館の外観

オープンした畔水記念館の外観

 

世界的に有名なトヨタ2000GT。
このデザインを手がけたのは野崎喩(さとる)さん(平成21年1月に逝去)。
約50年前、トヨタ自動車は、アメリカのアートセンタースクールに若手社員を留学させました。
その中の1人であった野崎さんを会社が呼び戻し、カーデザイナーとして大抜擢したのでした。

記念館の内部

記念館の内部

 

2000GTといえば、1967年から1970年までの3年間で、337台(そのうち国内向けは218台)生産。
日本車史上、最も美しいフォルムと言われ、1台1台手作業で造られたとか。
映画「007は2度死ぬ」(1967年)では、ボンドカーとして2000GTのオープンモデルが使われたことも有名です。
2000GT発表当時は、トヨタ自動車の社内デザインであると公表されました。
普通、車のデザインは、数名でチームを作り作業をするとか。
しかし、野崎さんのデザインスケッチやデザイン過程についての談話などが、21世紀に入り明らかにされ、2000GTのデザインを1人でしたことがわかりました。

野崎喩さんの若き頃の水彩画

野崎喩さんの若き頃の水彩画

 

野崎さんは、ほかにも、船、家、鉄道などインダストリアル・デザイナーとして活躍、潮流発電、マリーンプロジェクトにも参加、功績を残されています。
時代を先取りした異業種間交流を行い、ファッションなどについても先見の目を持たれていました。
ライフスタイルの変化を先読みし、時代の先駆者として、今の時代をリードしてこられたようです。
記念館には、野崎さんの大学入学前に描いた水彩画、油絵、若き日を偲(しの)ぶ生活用品などが公開。
ほかにも、野崎さんのお身内の洋画家の絵画、生家の病院の古文書なども展示してあります。

愛用していたベッドや雑誌、描かれた油絵

愛用していたベッドや雑誌、描かれた油絵

 

この記念館は、野崎喩さんの兄嫁さんと娘(喩さんの姪)さんにより管理されています。
お二人の野崎喩さんについての人柄やエピソードを聞くのがまた楽しい!
ピアノが大好きだったこと、戦争中に観た戦闘機、それから佐世保のドッグで下から見上げた軍艦、この軍艦のスタイルからデザインに興味を持ち、カ―デザインへとつながっていったことなど喩さんについての話はつきません。
畔水(はんすい)記念館は、土・日の午前10時から午後3時までのオープン。入場無料。車は1台程度駐車可。
一度、郷土の誇りである野崎喩さんの歴史に触れてみませんか。

(取材地:唐津市佐志中通)

問い合わせ

市政広報課 

佐賀県唐津市西城内1番1号

電話番号:0955-72-9189