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更新日:2015年3月1日

産学官連携共同研究の恒温貯蔵設備を活用した商品開発について

唐津市では、産学官連携事業を実施して、経済や産業などの発展につながる技術や仕組みの革新に取り組んでいます。

この産学官連携の共同研究で発明された設備を活用して有限会社ふるさと倶楽部が造った商品が、東京で開催されたDLG(ドイツ農業協会)主催のコンテストで見事金賞を受賞しました。

 

DLGコンテスト金賞受賞報告会にて

 

左から金賞のロースハム、銀賞の粗挽きウインナー、金賞の燻しベーコン

左から、金賞のロースハム、銀賞の粗挽きウインナー、金賞の燻し(いぶし)ベーコン

有限会社ふるさと倶楽部は、恒温貯蔵設備(省エネ型長期熟成設備)を九州大学、唐津市との産学官連携で開発して、今回の商品開発に活用しました。

この施設は、内部温度が年間を通して一定で、一般的な貯蔵施設に比べ電気代が6分の1というエコロジーな施設です。

 

 

場所

旧国鉄呼子線跡地鳩川トンネル(唐津市浦地区)[地図(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)]

当初計画図

トンネル内の構造図

全長78メートル、高さ5メートル、巾3.8メートルのトンネルを断熱パネルで6つに区切り、家庭用エアコン2台のみを使用しそれぞれの部屋の温度調整を行う。

検証事業の開始

この検証事業が、九州大学の社会連携事業として採択され、九州大学と唐津市で共同研究契約を締結しました。

貯蔵に関係する唐津市内の企業や事業者、組合などを招いて地下空間貯蔵技術研究会を開催して協議しながら、研究場所や設備の仕様を決定し、平成20年11月13日から検証試験が開始しました。

有限会社ふるさと倶楽部は、当初の地下空間貯蔵技術研究会から参加して、平成21年6月22日からは正式な協同研究者として、新商品開発に取り組んでいただきました。

実用化に向けて

温度調整の各種データ採取後、食品管理の実用化のため、研究は湿度面、衛生面へ移りました。

当初設置した家庭用エアコンだけでは湿度管理ができなかったため、除湿器や熱交換器などを追加しました。

この研究成果を恒温貯蔵設備発明として、有限会社ふるさと倶楽部、九州大学、唐津市の3者で特許出願の共同出願契約を締結しました。

衛生面では、実用化に向けたトンネル内の改修にあわせて、銀系光触媒という抗菌コート剤を施工することで、内部の浮遊細菌や落下細菌、壁面付着細菌の数を清潔作業区域食品衛生規範内に収めることができました。

新商品開発に向けて

共同研究は、最終年度の平成22年度から、有限会社ふるさと倶楽部の新商品開発とデータ採取がメインになりました。

有限会社ふるさと倶楽部では、共同研究契約が終わった後も、試行錯誤を繰り返し、トンネル熟成の食肉製品の開発に取り組まれ、完成した商品が見事DLGコンテストで金賞を受賞しました。

今回の商品開発には、財団法人佐賀県地域産業支援センターのさが中小企業応援基金事業(新商品開発事業)の補助や、唐津市の新事業展開サポート補助金が活用されました。

唐津市の産学官連携事業や新商品開発について

唐津市では、今後も産学官連携事業や新商品などを開発する事業を行っていきます。

共同研究できないだろうかという情報提供もお待ちしています。また唐津市内の企業・事業主で、経営革新や新商品開発を考えていることなどがありましたら、新事業展開サポート補助金制度の活用などを商工ブランド課に相談してください。

関連リンク

問い合わせ

商工ブランド課 

佐賀県唐津市西城内1番1号

電話番号:0955-72-9141