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更新日:2015年8月6日

国指定重要文化財、旧高取邸

明治時代の炭鉱王が遺した代表的な近代和風建築物

旧高取邸は、杵島炭鉱などの炭鉱主として知られる高取伊好(たかとりこれよし)の邸宅です。唐津城本丸の西南の海岸沿い、約2,300坪の広大な敷地に大きく2棟の建物が建っています。
平成6年から平成7年にかけて行われた国の近代和風建築総合調査でその重要性が確認され、平成10年12月に国の重要文化財の指定を受けました。

この邸宅は、伊好が自宅兼迎賓(げいひん)のために明治38年(1905年)に建てたものです。大広間棟にある板敷きの能舞台、植物の浮き彫りや型抜きの動物を施した(ほどこした)欄間(らんま)、杉板戸の絵など和風を基調としながらも洋館を設けるなど当時の最新の優れた意匠を見ることができ、近代和風建築のすばらしさが堪能できます。

特に藤、山桜、垂れ桜、菊、松、紅葉が描かれた29種類72枚の杉戸絵は京都四条派の絵師:水野香圃(みずのこうほ)が約半年くらい滞在して描いたと言われています。自然の豊かさがいっぱいです。

来賓用の玄関と主人用、家族用と3つもある玄関があります。風呂も、家族用と使用人用と別々にありました。外にはワインセラーの建物もあり、当時の豪商の凄さを伺うことができます。

平成13年から17年度にかけて文化庁の指導のもと修復・復原工事を行い、建築規模が最大になった昭和初期の状態に復元しました。

所在地

唐津市北城内5番40号

開館時間

午前9時30分〜午後5時(入館は午後4時30分まで)

休館日

  • 月曜日(月曜が祝日の場合は開館、翌日休館)
  • 12月29日から1月3日まで

連休や年末年始には、特別開館する場合があります。

入場料

一般510円
小・中学生250円

【団体料金】
一般400円
小・中学生200円

問い合わせ

旧高取邸

電話番号:0955-75-0289

エピソード・伝承・うんちくなど

高取伊好(たかとりこれよし)のプロフイール

1850年、多久藩の儒臣(じゅしん)、鶴田斌(ひとし)の三男として誕生、9歳のとき姉の嫁ぎ先である高取の養子になりその家督(かとく)を継ぎました。
1871年、上京し「慶應義塾」にすすみ英学・鉱山学を学びます。
慶應義塾卒業後、官費学校の「鉱山寮」に入学しました。採炭技術を学んだ後、工部省に採用され高島炭鉱に赴任しました。長崎・佐賀県の炭鉱開発を行い、高島炭坑取締役、明治唐津鉱業組合長になりました。
1885年、独立し多久市の柚ノ木原炭鉱などの開発を手がけますが、三菱など大資本に押されたうえ大恐慌も重なり苦戦します。
1909年、杵島炭坑を買収し大規模開発に成功しました。従業員5,000人を抱え、「肥前の炭鉱王」の異名をとりました。
1927年、亡くなりました。

地図・写真・統計資料など

旧高取邸(外観)

旧高取邸(外観)

旧高取邸(能舞台)

旧高取邸(能舞台)

(唐津市ポータルサイトより)

引用・参考文献(出典)

  • 唐津市ポータルサイトより抜粋
  • 唐津観光協会
  • 唐津観光協会HP
  • 『唐津市の文化財』唐津市教育委員会

参考文献について

参考文献については、近代図書館が所蔵している資料もあります。

資料についての問い合わせは近代図書館までお願いします。

電話番号:0955-72-3467

国指定重要文化財、旧高取邸

国指定重要文化財、旧高取邸PDFデータ(PDF:194KB)

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問い合わせ

文化振興課 

佐賀県唐津市西城内1番1号

電話番号:0955-53-7129