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更新日:2015年8月6日

唐津の民謡

唐津には、古くから伝承されてきた数多くの民謡があります。民謡はふるさとの歴史や風土に根ざし、人々の生活心情や生業などの姿を伝える大切な民俗文化財です。

民謡の種類は、次の6つに分類されています。

  1. 労作歌(ろうさくうた)
  2. 祝い歌・祭り歌
  3. 踊り歌・舞踊
  4. 座興歌(ざきょううた)
  5. 子守唄
  6. わらべうた

労作歌には、かつての捕鯨基地呼子を中心とした捕鯨に関するものとして小川島の「鯨骨切唄(くじらほねきりうた)」大漁を祝う唐房の「千越大漁祝唄(せんごしたいりょういわいうた)」などが現在も歌われています。

ほかに、鯨ロクロ巻唄、鯨大唄、櫓漕ぎ唄(やぐらこぎうた)などがありましたが、現在ほとんど歌われていません。また浜玉町五反田付近は、昔から冬の農閑期を利用した和紙作りが盛んで昭和30年頃まで続いていましたが冷たい水の中で紙をすく作業は辛く、それを紛らわすため唄った「唐津紙すき唄」があります。同じく浜玉町東山田の「がめつき唄」は大きな溜池七股堤の地固めをする作業で、この歌を歌いながら総勢560人が力を合わせたと言われています。

祝儀に関するものの代表は「タンス長持ち唄」と「釜ぶたかぶせ」があり、共に嫁入りの際の歌でかつて唐津地区でも歌われていましたが、現在ほとんど歌われていません。

玄海沿岸とその周辺部では、近年まで盆口説きが盛んに行われていました。櫓を組んで、その周囲に円陣を作り、歌に間の手を入れながら踊りましたが現在の盆踊りでは口説きにつれて踊る形式はなくなりました。浜玉町では、お通夜口説きが歌われている所もあります。

祭り歌として有名なものに、唐津くんちを歌った「唐津エンヤ節」があります。
座興唄としては、殿の浦の船宿と称される遊郭(ゆうかく)などで船出を待って歌われた「呼子ハイヤ節」や佐賀の代表作である「梅干し」が高島や神集島でも歌われています。

古来から歌い継がれてきた民謡とは別に、「新民謡」が大正後期から昭和初期にかけて全国的に次々と創作されました。「曳山囃子(はやし)の唄」「呼子音頭」「相知音頭」などのほか、北原白秋作詞の「唐津小唄」「松浦潟」などが知られており、これらは作詞家作曲家によって作られた物ですが広くその地域の歌として親しまれることになりました。

唐津の民謡は、労作歌や祝儀歌などの多くがほかの地域同様に伝承を危ぶまれていますが祝い歌や祭り歌、座興歌(ざきょううた)、新民謡などが今後も伝承されていく可能性を持っていると言えるでしょう。

エピソード・伝承・うんちくなど

佐賀県の民謡大会

  • 佐賀の民謡まつり全国大会(佐賀市)
  • 佐賀タンス長持唄大会(多久市)
  • 岸川節全国大会(多久市)
  • (財)日本民謡協会・民謡民部佐賀県連合大会(白石町)

民謡の楽譜

民謡は人から人へ伝承されてきたもので楽譜はなく、あるとしても尺八譜と三味線譜のみでした。『佐賀の民謡』の著者福岡博氏は佐賀県内を30年間かけてカセットテープで収集し、当時の佐賀大学講師の筒石氏の協力で楽譜に収めることができました。

地図・写真・統計資料など

島の小学生を中心に活動する「小川島鯨骨切り唄子供保存会」

島の小学生を中心に活動する「小川島鯨骨切り唄子供保存会」

(唐津んもんだよりより)

引用・参考文献(出典)

  • 『佐賀の民謡』福岡博著/昭和62年
  • 『佐賀県の民謡』~佐賀県民謡緊急調査報告書~(佐賀県教育委員会)昭和63年
  • 『佐賀県の民謡』(財)日本民謡協会、佐賀県連合委員会/平成18年

参考文献について

参考文献については、近代図書館が所蔵している資料もあります。

資料についての問い合わせは近代図書館までお願いします。

電話番号:0955-72-3467

唐津の民謡

唐津の民謡PDFデータ(PDF:122KB)

唐津の民謡PDFデータ(PDF:79KB)

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問い合わせ

文化振興課 

〒847-8511 佐賀県唐津市西城内1番1号

電話番号:0955-53-7129