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更新日:2015年8月6日

万葉集にみる松浦佐用姫

キーマン、大伴狭手彦

万葉人(万葉集に歌を載せている人々)が、なぜに松浦の地を憧れ、また、佐用姫を歌に詠んだのでしょうか。

キーマン、旅人

ここで、「松浦佐用姫と万葉集」を語る時、重要な人物が大伴旅人(おおとものたびと)です。726年に山上憶良(やまのうえのおくら)が筑前国守として、728年には大伴旅人が太宰帥(だざいのそち)として、筑紫の地に赴任します。今日、万葉集が大きく「筑紫歌壇」と「大和歌壇」に分類されていますが、この二人は、「筑紫歌壇」の立役者です。まして、松浦の万葉には、旅人の大きな想い入れが以下のことで推測されます。

大伴氏の系図

となっています。大伴氏は、大和朝廷の重要な役職の家柄です。この系図で解るように、旅人は、大伴金村(おおとものかねむら)を祖とし、遠く狭手彦(さてひこ)をも親類としています。加えて、憶良や旅人は、15年程前に出された、『風土記』や『日本書記』をおそらく読んでいます。そこで、この松浦の地に大変な憧れを持っていたでしょう。今でいう、映画の有名なシーンのロケ地に行ってみたいと思う気持ちです。特に、旅人には、その祖先に狭手彦がいます。そこで、当時、大宰府より松浦の地玉島までは、馬をとばし七山越えをすれば、日帰りできたといいます。旅人が、馬をとばし、七山、玉島と来ると、そこには、以前より見聞きしていた、大和吉野川や中国の山水を思わせるような渓谷の景色がありました。松浦川(現在の玉島川)の渓流です。渓谷の白い岩と石と淀(よど)。そして、乙女が釣りをしています。全くもって、想像していた通りの景観と乙女でした。そのことが、万葉集の歌から読み取れます。

万葉集、松浦および佐用姫に関する歌

唐津市・東松浦郡に関する万葉の歌は、30首あります。これを大別すると、1.玉島川に関する歌15首、2.鏡山(佐用姫伝説)に関する歌6首、3.神集島(遣新羅使:けんしらぎし)に関する歌7首、その他、松浦船の歌2首となっています。それでは、紹介します。

  • 松浦川七瀬(ななせ)の淀(よど)はよどむとも・われはよどまず君をし待たむ
    原文・巻五、860
    「麻都良我波・奈々勢能與騰波・与等武等毛・和礼波与騰麻受・吉美遠志麻多武」
  • 遠つ人松浦佐用比比売夫(つま)恋に・領巾(ひれ)振りしより負える山の名
    原文・巻五、871
    「得保都必等・麻通良佐用比米・都麻胡非尒・比例布利之用利・於返流夜麻能奈」
  • 海原の沖行く船を帰れとか・領巾振らしけむ松浦佐用比売
    原文、巻五、874
    「宇奈波良能・意吉由久布祢遠・可弊礼等加・比礼布良斯家武・麻都良佐欲比売」
  • 足姫御船(ふね)泊てけむ松浦の海・妹が待つべき月は経(へ)につつ
    原文、巻十五、3685
    「多良思比売・御船波テ家牟・松浦乃宇美・伊母我麻都倍伎・月者倍尒都々」

地図・写真・統計資料など

古代松浦地方の交通路想定図

古代松浦地方の交通路想定図

(『松浦と万葉』より)

万葉水綸石公園にある万葉歌碑

万葉水綸石公園にある万葉歌碑

万葉水綸石公園にある万葉歌碑

万葉水綸石公園にある万葉歌碑

(『唐津探訪』より)

神集島ある7基の歌碑る

神集島ある7基の歌碑る

神集島ある7基の歌碑る

神集島ある7基の歌碑る

神集島ある7基の歌碑る

神集島ある7基の歌碑る

神集島ある7基の歌碑る

(唐津フォトライブラリーより)

引用・参考文献(出典)

  • 『松浦と万葉』清水静男著、P18
  • 『松浦佐用姫と大伴狭手彦』荻野忠行著
  • 『九州の萬葉』福田良輔編
  • 『松浦と万葉』清水静男著、P2

参考文献について

参考文献については、近代図書館が所蔵している資料もあります。

資料についての問い合わせは近代図書館までお願いします。

電話番号:0955-72-3467

万葉集にみる松浦佐用姫

万葉集にみる松浦佐用姫PDFデータ(PDF:259KB)

万葉集にみる松浦佐用姫PDFデータ(PDF:259KB)

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問い合わせ

文化振興課 

〒847-8511 佐賀県唐津市西城内1番1号

電話番号:0955-53-7129