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更新日:2018年8月14日

産業経済委員会行政視察報告書(平成30年度)

1加委員

笹山茂成委員長、中川幸次副委員長
原雄一郎委員、古藤宏治委員、宮崎卓委員、浦田関夫委員、石﨑俊治委員、進藤健介委員

2察日

平成30年7月9日(月曜日)から10日(火曜日)まで

3察概要・所感

(1)視察項目:ボートレース江戸川の運営について察先:東京都江戸川区(東京都六市競艇事業組合)

概要

ートレース江戸川は、江戸川区の西部を流れる荒川および中川に面し、一級河川である中川を競走水面としている全国で唯一の河川を使用したレースコースであるため、河川法の制約や気象などに配慮しつつ競技運営を行われている。
行者(レース主催者)は、東京都六市競艇事業組合(八王子市、武蔵野市、昭島市、調布市、町田市、小金井市)と東京都三市収益事業組合(多摩市、稲城市、あきる野市)で、いずれも一部事務組合である。
設の所有者は、関東興業株式会社であり、同社は、平成24年に施設内に開設された外向発売所「BOATRACE365」の運営を受託している。「BOATRACE365」は、最大12か所のボートレース場で行われる144レースの舟券が購入可能な全国初の施設である。
た、専用場外発売場「ボートピア習志野」は、平成18年に開設し、現在、株式会社テックエステートがその運営を受託しており、1日最大8か所のボートレース場の舟券を購入することができる。
場では、平成29年度一年間に180日間、レースが開催され、約380億円を売り上げており、他ボートレース場開催レースの売り上げ(約150億円)と「ボートピア習志野」における売り上げ(約70億円)とをあわせ、合計で約600億円の売り上げとなっている。

所感

場での売り上げは、前年対比約11%増となっているが、その大きな要因は電話投票の増加であり、前年度対比約31%の伸び率となっており、本場における売り上げの40%以上を占めている。また、来場者数は、年々減少傾向にあるということで、「電話投票の増加」と「来場者数の減少」という点では、唐津市においても同様の傾向にあることがわかった。
のような現状において、ボートレース江戸川では、さまざまな施策を講じられている。
その中で「ボートレース認知度向上」という観点から、文化放送のアニメ・ゲーム専門チャンネルにて、声優をパーソナリティーに起用した独自の番組を放送し、ボートレースの情報を発信することで、本場から約10km圏内にある秋葉原を頻繁に訪れるアニメ・声優ファンたちをターゲットとした新規来場促進施策を実施されている。
の施策については、今までボートレースに無縁だった若年層に対して、認知度の向上が図られているとの評価を受けられたとのことである。
確なターゲットに対し、的確な方法で情報を発信することで、その効果がより発揮される良い例であり、また、明確なターゲットを捉えるといった点においては、独自性があり、参考とするべき視点であると感じた。
場内の特徴的な施設である「指定席MIYABI」は、平成25年に開設され、ペア席、グループ席、女性専用ルーム、個室、カラオケルームなどといった施設が設置されており、利用客の様々なニーズに応じ、快適にレース観戦を楽しめる環境となっている。
津市においても、今後、ボートレース場の改修が本格化する中で、ぜひ、参考にするとともに、誰もが訪れみたいと思えるような魅力のある施設として欲しい。

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説明を受ける様子

ボートレース江戸川前

 

(2)視察項目:葛飾ブランド創出支援事業について察先:東京都葛飾区

概要

飾区は、東京都の最も東側に位置する都市で、人口約46万人は、東京23区内で9番目の多さである。
飾区の産業の中心は中・小製造工業であり、都内第3位の工場数(2,131件)を数える。しかし、その多くが自社のオリジナル製品を持たない下請けを中心とする零細企業であった。
の下請け体質からの脱却を目指し、自社製品開発に乗り出す企業が増えてきたことから、区内工場が長年培ってきた優れた製品・部品・技術のすごさを“未来を照らす技”として、葛飾ブランド「葛飾町工場物語」と認定し、その製造背景やエピソードなどをストーリー性豊かに「マンガ」などで広く区内外にPRしていく全国でも珍しい地域ブランド発信事業である。
成19年度の事業開始以来、96の製品や部品、技術が認定されており、認定後3年で再認定申請書を提出することや、廃業・移転に伴って数が変動し、現在では「段ボールまくら」や「釣竿製造技術」など、85の認定数となっている。なお、認定を行うにあたっては、申請に基づき葛飾区及び東京商工会議所葛飾支部が審査を行っている。
ランド認定されることで、「葛飾町工場物語」ストーリー集や公式ホームページなどへの掲載による広報、展示会などへの無料出展や出展補助、ロゴマークの使用認可、「葛飾ブランド認定者交流会」での異業種間交流など、販売促進・販路拡大へ向けた支援を受けることができる。

所感

の事業の特徴的な点は、やはり「マンガ」を用いた製品、技術などのPR方法にある。
ンガを営業手段として活用することで、通常の企業パンフレットよりも気軽に渡せてPRができ、また、事業内容もわかりやすく、第一印象のインパクトが大きいため、商談が進みやすいとの評価を得ているとのことである。
真と文章だけでは、その技術や製品などの良さが伝わりにくいため、マンガにすることで伝わりやすくなるとともに、その製品などが生み出された背景や過程、エピソードに焦点を当て、ストーリー性を持たせることで、より効果的な宣伝になっていると感じた。
ランド認定されることで使用できるロゴマークは、自社製品はもとより名刺などにも掲載されており、葛飾ブランドの説明を織り交ぜながら商談することで、ブランド事業の宣伝にも繋がっているとのことであるが、ロゴマークによって、一目でブランド認定品とわかることで、その製品などの品質が保証されていることが明白である点もロゴマーク使用のメリットであると感じた。
くら良い技術や製品であっても、人目に触れる機会がないと販売促進や販路拡大は困難であることから、ブランド認定されることによるメディアへの露出、さまざまな展示会への無料出展や出展補助は大変有効であり、それらに関する葛飾区の取り組みは充実したものであると言える。
ランド化は、その技術や製品はもちろん、企業のイメージアップにも寄与するなど、さまざまな付加価値を与えてくれるものであると考える。
津市においてもさまざまな分野でブランド推進事業が展開されているが、地域ブランドをいかに効果的に発信し、地域経済の活性化に繋げるかが重要であるため、葛飾区のような独自性のある取り組みは大いに参考にするべきである。


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説明を受ける様子

葛飾区議会議事堂前

問い合わせ

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〒847-8511 佐賀県唐津市西城内1番1号

電話番号:0955-72-9162