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更新日:2024年9月2日
自殺対策における「ゲートキーパー」とは、「地域や職場、教育、その他さまざまな分野において、身近な人の自殺のサインに気づき、その人の話を受け止め、必要に応じて専門相談機関につなぐなどの役割が期待される人」のことで、いわば「命の門番」とも位置づけられる人のことです。
悩んでいる人に寄り添い、関わりを通して「孤独・孤立」を防ぎ、支援することが重要です。一人でも多くの人に、ゲートキーパーとしての意識を持っていただき、専門性の有無にかかわらず、それぞれの立場でできることから進んで行動を起こしていくことが自殺対策につながります。
ゲートキーパーになるために特別な資格は不要です。
支援が必要な人の周囲にいる人が、それぞれの立場や職業によって異なるゲートキーパーの役割があります。
ゲートキーパーに共通したポイントは、気づき、傾聴、つなぎ、見守りです。
自殺に気持ちが傾いている人の多くは、「死にたい」のではなく、困難な問題や苦痛から「抜け出したい」、そのことを「終わらせたい」と考えています。
自殺を決意しているわけではなく、実際には「生きること」と「自殺すること」の間で揺れ動いていることも多いです。家族や身近な人のちょっとした変化に気づいてください。
相手の気持ちに寄り添い、耳を傾けましょう。相手が話しやすい環境を作って、相手の気持ちに寄り添いましょう。
正しいかどうか、良いか悪いかを判断したり、相手の言動を批判したりしないようにしましょう。
相談機関につなぐためには、まずどのような相談機関があるのかを知っておく必要があります。さまざまな相談機関がありますので、相手の話を丁寧に聴き、相談窓口の情報を提供しましょう。
一方的な提案にならないよう相手の意思を確認し、尊重しながら適切な支援につなぐためのサポートをします。
相手の変化に気づき、声をかけ、話を聴き、相談機関につなぐことが、見守ることになります。
見守ることは、相手が「自分のことを気にかけてくれている人がいる」と実感できるように関わりましょう。相談機関につないでも、すぐに元気になるわけではありません。相談機関につないだあとも、必要があれば相談にのることを伝え、以前と変わらず温かく見守りましょう。
本人に温かく寄り添いながら、見守っていることを伝え、安心感をあたえましょう。
唐津市では一人でも多くの人に、ゲートキーパーとしての意識を持っていただけるように、毎年「ゲートキーパー養成講座」を実施しています。
詳しい内容は唐津市保健センターの問い合わせてください。
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