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更新日:2021年3月3日
距離:4キロメートル、所要時間:50分、季節:春
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訪れた人が自然にくつろげる心地よい時間が流れる、城下町ならではの風情を感じるコースです。
町の息づかいや人々の暮らしを肌で感じたり、歩いてわかる「からつ発見」も楽しめます。
町の中を歩きますので信号も多く、車に注意が必要です。
歩くだけでなく、建物・町並みを見る楽しみもあります。
日ごろ、車で通り過ぎる場所も歩いてみると、小さな発見があるかもしれませんよ。
唐津駅北口正面に唐津くんちの一番山「赤獅子(あかじし)」、唐津焼で焼かれた赤獅子(あかじし)は唐津に訪れる人々を見つめています。
三代藩主松平公墓所と六代藩主小笠原(おがさわら)公墓所がある近松寺は、浄瑠璃や歌舞伎作者として有名な、近松門左衛門の遺髪(いはつ)塚がたたずむ、臨済宗南禅寺派の寺。
建立は1539年で境内の小笠原記念館も見どころです。
唐津城の西側に位置する城内地区には、唐津城をシンボルとする城址(しろあと)景観や石垣、笹垣(ささがき)、土塀(どぼり)(築地塀)など、
旧城下町のたたずまいが色濃く残っています。
平成20年、築城400年を迎えた唐津城は、寺沢志摩守広高(てらさわしまのかみひろたか)が
慶長7(1602)年から7年の歳月を費やして慶長13(1615)年に完成しました。
築城には、九州諸大名の加勢を受け、名護屋城の解体資材を使用したといわれています。
天守閣は、五層五階、地下一階で、郷土博物館、展望所などがあり、展望所からは、松浦潟(まつうらがた)の全景が一望できます。
二ノ門堀沿いの公園にそびえる鐘楼(しょうろう)。唐津藩の絵図により、再現されたものです。
時計はからくり仕掛け時計で、午前7時から午後7時までの毎正時、太鼓の音とともに中から武士人形と大太鼓がせり出し、武士が大太鼓を打ちならし、当時がしのばれる「時」を告げます。
白壁の築地塀に囲まれた武家屋敷風の木造平家建で、黒松や紅葉などを植栽した日本庭園を備えた、城下町「唐津」にふさわしいたたずまいになっています。
館内には茶室、舞踊室などがあります。
西の門館がある交差点を左に曲がります。
唐津神社の秋季例大祭「唐津くんち」(毎年11月2日から4日)。その最大の呼びものが、曳山(ひきやま)行事です。
多種多様な姿勢の造形美は、稀(まれ)に見る優れた工芸品として、佐賀県の重要有形文化財に指定されています。
神功皇后が新羅遠征(しんらえんせい)の安全を祈願して捧(ささ)げた宝鏡(ほうきょう)を、発見し祀(まつ)ったのが始まりと言われる古社。
唐津のまちの中心部にある唐津神社は、入口にそびえたつ白い鳥居が印象的。
建てられたのが奈良時代といわれる古い社で、住吉三神と神田宗次(こうだむねつぐ)とを祀(まつ)っています。
唐津の最大のお祭り「唐津くんち」は、唐津神社の秋季例大祭で、11月2日から4日に14台の曳山(ひきやま)が唐津のまちを練り歩きます。
旧唐津銀行は、日本建築史に残る唐津市出身の建築家・辰野金吾(たつのきんご)博士の弟子、田中実(たなかみのる)設計によるもので、明治45年築のヴィクトリア様式建築です。
外壁は当時最新建築材であったレンガ調タイルを使用し、重厚な仕上がり。
その優美なデザインに、唐津炭田の隆盛(りゅうせい)がしのばれます。
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