更新日:2020年7月21日
令和2年度は新型コロナウイルス感染症予防対策を行いながら、熱中症予防を心がけましょう
熱中症は、気温の高い日中に、屋外での作業やスポーツをする人に多く発症する傾向にありましたが、最近は、室内や夜間、安静時にも発症するなどの事例が確認されています。
熱中症注意報
熱中症注意報とは佐賀県内のある観測地点において、翌日に暑さ指数(WBGT値)が31℃を超える予測がなされることです。7月21日に佐賀県熱中症注意報(第1回目)(PDF:236KB)がだされました。普段よりも熱中症を発症しやすい環境が予測されます。また今後、更に気温の上昇が見込まれますので、暑さ対策を十分に行い、熱中症にご注意ください。
熱中症とは
高温多湿な環境に長くいることで、徐々に体内の水分や塩分バランスが崩れ、体温を調節する機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態をいいます。
熱中症のサイン
軽症
- めまい
- たちくらみ
- 筋肉のこわばり
- 汗がとまらない
中等症
- 頭がガンガンする
- 吐き気
- 嘔吐(おうと)
- 体がだるい
- 虚脱感
重症
- 全身けいれん
- 体温が高い
- 呼びかけに対し返事がおかしい
- まっすぐに歩けない
- 意識がない
「新しい生活様式」における熱中症予防のポイント
今年は新型コロナウイルス感染症予防対策を行いながら、熱中症予防に心がけていくことが必要です。
マスクの着用について
- 屋外で人と十分な距離(少なくとも2メートル以上)が確保できる場合は、マスクをはずしましょう
- マスクを着用するときは、強い負荷がかかる作業や運動はさけ、のどが渇いていなくてもこまめに水分補給を心がけましょう
- 周囲との距離を十分にとれる場所で、マスクを一時的にはずして休憩をとりましょう
- 外出時は暑い日や時間帯をさけて、涼しい服装を心がけましょう
エアコンの使用について
- エアコンを利用して部屋の温度を調節しましょう
- 一般的な家庭用エアコンは換気を行っていないので、冷房時でも換気扇や窓を開けて換気をしましょう
涼しい場所への移動について
- 少しでも体調に異変を感じたら、すぐに涼しい場所へ移動しましょう
- 人数制限などで屋内の店舗などにすぐに入ることができないときは、屋外でも日陰や風通しの良い場所に移動しましょう
日頃の健康管理について
- 日ごろから体温測定、健康チェックをしましょう
- 体調が悪い時は無理せず自宅で休みましょう
熱中症が疑われたら・・・
- 涼しい場所に移動しましょう
- 太い血管のある首や太もものつけ根を保冷剤などで冷やしましょう
- 水分・塩分を補給しましょう
- 意識がない、けいれんがみられるなどの症状がある場合は救急車を呼びましょう
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