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更新日:2022年7月7日

日本脳炎

日本脳炎は脳本脳炎ウイルスの感染で起こります。ヒトから直接ではなくブタなどの体内で増えたウイルスが蚊によって媒介され感染します。7~10日の潜伏期間後、突然の高熱、頭痛、おう吐、意識障がいやけいれんなどの症状を示す急性脳炎になることがあります。感染者100~1,000人に1人が脳炎を発症します。脳炎にかかったときの死亡率は約20~40%ですが、神経の後遺症を残す人が多くいます。脳炎以外にも髄膜炎や夏かぜ様症状の人もいます。

日本では、予防接種の普及などで小児の発生は減少しましたが、西日本の高齢者を中心に年間10人程度が発症しています。また、若い人の報告もみられます。

日本脳炎ワクチンとは

現在使用されている乾燥細胞培養日本脳炎ワクチンは、ベロ細胞という細胞でウイルスを増殖させ、ホルマリンなどでウイルスを殺し(不活化)、精製したものです。

対象者と接種スケジュール

 
 

対象者

標準的な接種スケジュール

1期 生後6か月以上90か月未満 初回接種 3歳

6日以上の間隔をおいて2回接種

(標準的には6日~28日までの間隔をおいて接種)

追加接種 4歳

初回の接種終了後6か月以上の間隔をおいて1回接種

(標準的にはおおむね1年おいて接種)

2期 9歳以上13歳未満   9歳 1回接種

日本脳炎対象者(JPG:83KB)

 

接種方法

平成30年4月以降に生まれた人の予診票は、出生届の時に配布した予防接種予診票つづりの中にあります。

それ以前に生まれた人の予診票は、3歳になる月の月末頃に発送します。その前に接種を希望する人は、予診票の交付ができますので、唐津市保健センターに母子健康手帳をもって来てください。

接種費用は無料です。予診票と母子健康手帳を持って指定の医療機関で接種してください。

平成17年度以降積極的な勧奨差し控えにより接種機会を逃した人への接種(特例措置)

平成17年度から平成21年度にかけて実施された日本脳炎ワクチンの積極的勧奨の差し控えにより、接種を受ける機会を逃した人については特例措置が設けられています。

特例措置対象者

  • 平成7年4月2日から平成19年4月1日までの間に生まれた者で、20歳未満にある者
  • 平成19年4月2日から平成21年10月1日までの間に生まれた者で、平成22年3月31日までに日本脳炎1期の接種が終了していない者で、生後6月から90月または9歳以上13歳未満にある者

詳しくは唐津市保健センターに問い合わせてください。

 

問い合わせ

唐津市保健センター 

〒847-0861 佐賀県唐津市二タ子1丁目5番1号/唐津市健康サポートセンター「さんて」内

電話番号:0955-75-5161