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更新日:2018年9月27日

厳木町広瀬浮立(平成30年9月23日、城谷祥子)

天山神社へ道行

天山神社へ道行

稲穂がこうべを垂れ彼岸花が満開のこの日、厳木町広瀬では天山神社境内の宮地嶽(みやちだけ)神社に広瀬浮立(ふりゅう)が奉納されました。

宮地嶽神社へ境内を進む

宮地嶽神社へ境内を進む

平成27年の同じ日、初めて広瀬浮立をリポートさせていただきましたが、里山の秋と厳かな浮立をまた見たくなり、出かけてみました。
『浮立』という民族芸能は、全国でも佐賀県を中心とする一部地域にしかないということですが、広瀬浮立はその中でも武家風の浮立という珍しい形式のものであることは、前回のリポートにも書いたとおりです。
県重要無形民俗文化財にも指定されています。
武家風ですので、奏者・演者はみな和服、もしくは裃(かみしも)・袴(はかま)姿です。
道行(みちゆき)は皆、厳粛な面持ちで整然と行列し、太鼓・鼓・笛・鉦(かね)などを奏します。
彼岸花に縁取られた黄金色の田んぼに囲まれた参道を厳かな笛・太鼓と鉦の音がだんだんと近づいてきます。
鳥居をくぐるたびに決められた形の囃子が奏され、いよいよ宮地嶽神社前での奉納となります。

奉納囃子

奉納囃子

地域の方や、見物客が見守る中、大太鼓を中心に奉納が始まりました。
大太鼓の奏者は、18年あまり続けてこられた方から若い奏者に継承交代されていました。
3年前も、奏者のバチを持つ手に血がにじんでいる事に驚きましたが、今回はもう血だらけという表現でもいいほど。
地元の古老にお聞きしたところでは、短いバチで音を響かせないよう押しつけるように叩くのが特徴だそうで、そのため、指の節も太鼓の打面にあたるので皮膚が破れてしまう、との事でした。

新人の大太鼓奏者田久保隼人さん

新人の大太鼓奏者田久保隼人さん

力強く厳かな武家風浮立を堪能させていただいた後、新人の大太鼓奏者の方に少しお話を聞きました。
地元の田久保隼人(たくぼはやと)さん、23歳。
2年ほど前から交代のための練習・準備はしておられたそうです。
手を見せていただきました。
両手の第2関節は、擦りむけて血がにじんでいます。
「痛いでしょう?」とたずねると、「もう痛い感覚は無いです」と笑っておられました。
大太鼓の大役デビューを見事に果たした、爽快な笑顔でした。

子ども相撲

子ども相撲

奉納のあとは、今年も境内で子ども相撲が行われていました。
小さい土俵にかわいい子どもたちが、笑いながら泣きながら家族の声援を受けて組み合ってご褒美を手にしていました。

奉納が終わった静かな参道と彼岸花

奉納が終わった静かな参道と彼岸花

神事が終わって地元の人たちの笑い声が響く境内。
参道の彼岸花を見ながら、広瀬地区を後にしました。
リポートにあたっては、下記の資料などを参考にしました。
https://www.city.karatsu.lg.jp/bunka/tanbo/bunka/documents/bunka40.pdf
なお、9日に行われた広瀬浮立は、同じ天山神社境内の八幡神社に奉納されたものだそうです。
(取材地:厳木町広瀬、天山神社及び宮地嶽神社の境内)

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