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更新日:2021年2月12日
「野梅(やばい)」
2月9日(火曜日)と10日(水曜日)、肥前市民センターロビーで新春梅盆栽展が開催されました。
ロビーで開催の新春梅盆栽展
盆栽展には、肥前盆栽若樹(わかぎ)会(会員15人)で技術などを学ばれている会員の皆さんの作品が展示されていました。
すばらしい梅盆栽展
新型コロナウイルス感染症対策のため、空間の広いロビーでの開催。自然光と空間スペースがマッチし、ロビーの窓からは晴気(はれぎ)漁港などが見下ろせ、最高のロケーションでした。ロビーには梅の香りが漂い、春の訪れを感じました。
写真左の盆栽は樹齢100年
会員さんに、展示されている盆栽についてお話を伺うと「小さいころ実家の土地に植えられていた梅の木を兄にもらい、それを盆栽用にアレンジして大事に育ててきた」と教えてくださいました。その盆栽の樹齢は、100年とのことでした。台風で盆栽の一部の枝が破損したものの、元気に花をつけ育っているとのことでした。
「米良(めら)」の花
「野梅(やばい)は、枝が細いのが特徴。宮崎県の米良(めら)の梅は、花弁の形状が丸く整いきれいです。思いの儘(まま)と名付けられた梅木は、花の色が濃い桃色だったり、薄い桃色や白っぽい色だったり、思いのまま、わがままに咲くのですよ」と面白く説明される会員さんのお話に私も引き込まれ、楽しい学びの時間となりました。
花が咲く「思いの儘(まま)」
どの盆栽も、会員さんが時間をかけじっくりと育てられ、一つの芸術作品に仕上げられていました。盆栽観賞で、こころもゆったり、ほっこり。心洗われるひとときでした。
(取材地:唐津市肥前町肥前市民センター)
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