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更新日:2023年3月16日

やさしい日本語で減災を考えよう~やさしい日本語研修会~(令和5年3月11日、坂田あや子))

やさしい日本語クイズ

やさしい日本語クイズ

3月11日(土曜日)午前10時から正午まで、高齢者ふれあい会館「りふれ」において「やさしい日本語研修会~やさしい日本語で減災を考える~」が開催されました。参加者は、唐津日本語教室のメンバーや市危機管理防災関係者、警察、国際交流関係者など約25人。6グループに分かれての研修でした。

1部の様子

第1部の様子(右:北御門さん)

第1部では、佐賀県地域交流部国際課の北御門織江(きたみかどおりえ)さんによる、事例を通してのワークショップで、災害時の「多文化共生」について意見交換をしました。避難時のコミュニケーションの大切さ、やさしい言葉遣いの重要性、食事についてはアレルギーや宗教上の理由でのメニューの考慮など考えさせられました。

熱心に取り組む

熱心に取り組む参加者

第2部では、公益財団法人佐賀県国際交流協会の北村浩(きたむらひろし)さんから佐賀県在住外国人の状況説明がありました。佐賀県内の外国人住民数は7,780人で、佐賀県人口数(799,276人)の0.9%。唐津市内の外国人住民数は、811人とのことでした。県内では、技能実習、永住者、留学、最近では特定技能での居住が多く、国別では、ベトナム、中国、フィリピンが多く、ネパール出身の人も増加していると説明されました。外国人とともに取り組む災害対応ガイドブックについての解説もあり、翻訳アプリやピクトグラムの活用など役に立つ話でした。

王さん

台湾南部地震を経験した王さん

最後に、唐津市内の企業に勤務されている王政凱(おうせいかい)さんと一緒にワークショップをしました。王さんは、2016年2月に台湾南部(台南)地震を経験され「震源地近くで、大きな揺れでパニックになり、揺れが収まり外に出て避難所を探したが、どこに行ったらよいかわからなかった。」と自身の経験を語られました。また、「災害時だけでなく、日ごろから外国の人と市民が、コミュニケーションをとる機会を増やしてほしい。」と意見を述べられていました。

意見を書き込む

意見を書き込む参加者

「多文化共生」。災害時はもちろん、日ごろからの声掛けやコミュニケーションの重要性、方言の言葉遣いではなく標準語で、やさしい日本語に置き換えて会話することなどの大切さを学びました。
東日本大震災から12年目の3月11日を迎え、大震災の教訓を心に留め、学びを少しでも日常に活かせるよう心がけ日々過ごしたいものです。(取材地:高齢者ふれあい会館「りふれ」)

問い合わせ

広聴広報課 

〒847-8511 佐賀県唐津市西城内1番1号

電話番号:0955-72-9189