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更新日:2020年3月11日
AEDとは、AutomatedExternalDefibrillator(自動体外式除細動器)の頭文字を並べたもので、心肺停止してしまった人に電気ショックが必要かどうかを判断して電気ショックを行う器械です。
心室細動(心臓の筋肉がブルブルと震え、心臓が全身に血液を送り出せない状態)という不整脈を取り除くため、傷病者に電気ショックを与えます。
心肺蘇生法(胸骨圧迫(心臓マッサージ)や人工呼吸)は救命処置法として普及していますが、心肺蘇生法だけでは正常に動かなくなった心臓を元の状態に戻すことはできません。心臓を正常な状態に戻すには、一刻も早いAEDによる電気ショックが必要です。心肺停止後、早い段階でAEDが使用できれば蘇生率が高まります。
平成16年に法改正され、一般の市民でも使用できます。
AEDの普及も進んでおり、空港や官公庁、学校など多くの場所に設置されています。
近くにAEDがない時は、心肺蘇生法を救急隊に引き継ぐまで続けてください。
AED装置
パッド
※6歳未満の子供には小児用パッドを使用します。小児用パッドがない時は成人用で代替できます。
1.AEDが到着次第、ケースを開き、電源を入れる。
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2.音声メッセージに従いパッドを患者の胸(皮膚)に貼る。(貼る位置は、パッドに図示) |
3.パッドのソケットを点滅している差込口に差込む。(その後自動的に心電図の解析が始まる) |
4.付近にいる人に、傷病者から離れるように注意を促す。
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5.『電気ショックが必要です』のメッセージが流れたら、充電が始まります。 『電気ショックは不要です』のメッセージが流れたら、音声メッセージに従って、直ちに胸骨圧迫を再開します |
6.『ショクボタンを押してください』というメッセージが流れたら、誰も傷病者に触れていないことを確認した後、ショックボタンを押す。 |
7.電気ショックを1回行った後は、心肺蘇生法を直ちに開始する。以降は音声メッセージに従ってください) |
8.心肺蘇生法を約2分間実施後、再度心電図の解析に入ります。以降、約2分おきに心肺蘇生法と心電図の解析の繰り返しとなります。 AEDのメッセージに従ってください |
電気が体表の水を伝わって流れてしまい効果が不十分になります。乾いた布、タオルで胸を拭いてからパッドを貼ってください。
ニトログリセリンなどの貼り薬、シップ薬などが貼られていた時は、剥がしてからパッドを貼ってください。電気ショックの効果が減少し、やけどを起こす恐れがあります。
皮膚の下に心臓ペースメーカーや除細動器が埋め込まれている場合は、胸に固いこぶのようなものが見えます。パッドの貼り付け位置に出っ張りがある場合、パッドを出っ張りから2~3cm以上離して貼ってください。
唐津市消防本部では地域住民の皆さんを対象に救命講習会(AEDの使用方法を含む)を開催しています。
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