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更新日:2015年3月1日

心肺蘇生法

心肺蘇生法の手順

成人の心肺蘇生法

周囲の安全確認周囲の確認

  • 傷病者に近寄る前に、周囲を見渡して安全であることを確認する。
  • 傷病者が危険な場所にいる場合は、自分の安全を確保して、傷病者を安全な場所へ移動させる。

 

 

意識を調べる呼吸の有無を確認

  • 傷病者に近づき、その耳もとで「大丈夫ですか?」、または「もしもし」と呼びかけながら、傷病者の肩を軽く叩き、反応があるかどうかを見る。
  • 呼びかけなどに対して目を開けたり、何らかの反応がなければ「意識なし」と判断する。交通事故などで頭や首に怪我がある場合や、その疑いがあるときは絶対に体をゆすったり首を動かしてはいけない。意識があれば傷病者の訴えを聞き、必要な応急手当を行う。

 

助けを呼ぶ~119番通報とAEDの手配~周囲の人を呼ぶ

  • 意識がなければ「誰か来てください」と大きな声で人を集め「あなたは、119番に連絡してください」、「あなたは、AEDを持ってきてください」と指示します。
  • 協力者が誰もいなければ119番通報を行い、その後、近くにAEDがあれば取りに行く。119番通報行うと通信指令係員が何をしたら良いかを教えてくれます。

 

 

 

呼吸の観察呼吸の確認

  • 患者のそばに座り、10秒以内で胸やお腹が上がり下がりしているかを見ます。
  • 口元を見ないで、胸・お腹の上がり下がりを見ます。胸やお腹に動きがないか約10秒確認しても分からない場合は、「呼吸なし」と判断する。「死戦期呼吸」を見逃さない。(普段通りの呼吸ではありません)
  • 死戦期呼吸とは?
    しゃくりあげるような途切れ途切れに起きる呼吸で、一見呼吸をしているように見えますが、「呼吸なし」と判断します。
  • 参考:回復体位回復体位
    反応はないが普段どおりの呼吸をしている場合は、気道の確保(頭部後屈あご先挙上法)を続けて救急隊の到着を待つ。
    吐物などによる窒息の危険がある場合や、やむを得ず傷病者のそばを離れる場合には、傷病者を横向きに寝た姿勢(回復体位)にする。※右写真参照

 

 

胸骨圧迫のやり方(胸骨圧迫により、酸素の含まれた血液を循環させる)

胸の中心を押す

手の平垂直に押す

  • 胸骨圧迫の手を置く位置は、胸の真ん中とする
  • 両手を組んで、手の付け根を胸の真ん中に置く
  • ひじをまっすぐに伸ばして体重をかけ、少なくとも5cm圧迫する
  • 1分間に少なくとも100回の速さで30回圧迫する
  • 圧迫したら胸を元の位置までしっかり戻す(圧迫の解除)
垂直に押す 斜めに押さない 肘を曲げない
垂直に圧迫する 斜めに圧迫しない 肘を曲げて圧迫しない

 

人工呼吸(口対口人工呼吸により、肺に空気を送り込む)のやり方

  • 呼吸がなければ人工呼吸を開始する。
  • 片方の手を額にあて、もう片方の手の人差し指と中指2本で顎先の骨を押し上げる。
  • 気道を確保したまま、傷病者の鼻をつまむ。
  • 口を大きく開けて傷病者の口を覆い、空気が漏れないようにして、息を約1秒かけて2回吹き込む。
  • 吹き込む量は、傷病者の胸が軽く膨らむ程度とする。胸が上がらない場合でも、吹き込みは2回までとし、すぐに胸骨圧迫に進む。
  • 人工呼吸がうまくいかない理由として、「頭部後屈あご先挙上」が不十分であること、隙間から息が漏れていることなどがあるので注意する。
    傷病者の顔面や口から出血している場合や、口と口が直接接触することがためらわれる場合は、人工呼吸を省略して胸骨圧迫のみを続ける。感染防護具(一方向弁付きの感染防止用シート又は人工呼吸用マスク)を持っていると役立ちます。
気道を確保する 息を軽く吹き込む 胸の動きを確認
頭部後屈あご先挙上で気道を確保 かるく胸が膨らむ程度に吹き込む 胸の動きと呼気を確認する。

心肺蘇生法のポイント30対2の割合

  • 救助者が2人以上いる場合は、1人が119番通報し、もう1人が心肺蘇生法を行う。
  • 交代が可能な時は、1~2分間程度を目安に目安に心肺そ生法を交代することが望ましい。
  • 人口呼吸をする時や心肺そ生法を交代する時は、胸骨圧迫を中断するが、その中断時間はできるだけ短くなるようにする。
  • 救急隊が到着したら、傷病者の倒れていた状況、実施した応急手繰り返す当、AEDによる電気ショック実施回数などを伝えます。
  • 倒れている人を発見した時にどうしたらいいかわからなくなった場合、最初にすることは119番通報です。
    通信指令係員が何をしたら良いかを教えてくれます。これを口頭指導といいます。落ち着いて行動してください。

 

 

小児・乳児の心肺蘇生法

意識を調べる

  • 新生児(生後28日未満)・乳児(1歳未満)の場合は、呼びかけを実施し、足底に刺激を与え反応を調べる。小児(1歳以上8歳未満)・8歳以上の子供の場合は、呼びかけを実施し、軽く肩を叩き反応を調べる。
  • 助けを呼ぶ
    救助者が2人以上いる場合は、1人が119番通報し、もう1人が心肺蘇生法実施する。1人だけの場合は、心肺蘇生法(気道の確保、人工呼吸、心臓マッサージ)を2分間実施し、その後に119番通報を行い、AED(近くにあれば)を取りに行く。そしてまた戻って心肺蘇生法を続ける。
  • 気道の確保
    片手を額に当て、もう一方の手の人差し指と中指の2本をあご先(おとがい部)に当て、これを持ち上げ、気道を確保する。(成人と同様です。)
  • 呼吸を調べる
    頬を口・鼻に寄せて十分な呼吸をしているか(普段どおりの呼吸をしているか)、10秒以内に調べる。※十分な呼吸が感じられるならば、回復体位にする。
  • 人工呼吸を行う
    呼吸が感じられないか、不十分な場合には、直ちに人工呼吸を開始する。
対象 方法 吹き込む時間と回数 吹き込む量
小児(1歳以上から8歳未満) 口対口人工呼吸 吹き込みに約1秒かけて2回 胸が軽く膨らむ程度
乳児(1歳未満) 口対口鼻人工呼吸(または口対鼻人工呼吸)

 

小児の人工呼吸乳児の人工呼吸
口対口人工呼吸(小児)口対口鼻人工呼吸(乳児)
※口と鼻を同時に、口に含みます。

心臓マッサージを行う

対象 圧迫の部位 圧迫の方法 圧迫の程度(深さ)

速さ

(テンポ)

小児(1歳以上から8歳未満) 胸骨の下半分 片手の付け根で 胸の厚さのおおよそで1月3日くぼむまで 約100回/分
乳児(1歳未満) 両乳頭を結ぶ線より少し足側の胸骨 指2本で

小児の胸の押しかた乳児新生児の胸の押しかた

小児の場合乳児・新生児の場合

心肺蘇生法を実施する

心臓マッサージと人工呼吸の組み合わせが心肺蘇生法です。
救急隊が到着するまで、また何らかの応答や体動(例:嫌がるなどの動作)が現れるまで続けます。

対象 心臓マッサージと人工呼吸の組み合わせ
小児(1歳以上から8歳未満)

30対2

心臓マッサージ:人工呼吸

乳児(1歳未満)

 

 

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問い合わせ

消防署救急第一係

佐賀県唐津市二タ子3丁目2番46号

電話番号:0955-72-4146