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更新日:2020年8月25日

水産業活性化支援センター便り~Vol.33

ご挨拶

唐津市では平成24年度から九州大学と共同研究で「新水産資源創出研究プロジェクト」に取り組んできましたが、開始後8年を経過した今年(令和2年)の3月いっぱいで終了となりました。
前号ではプロジェクトの終了に当たり8年間の活動を振り返って、その経過や成果などを紹介しました。
プロジェクト後のセンターの運営については、プロジェクト終了前から検討を重ねてきたところですが、引き続き九州大学と共同研究を実施することとし、その研究体制がようやく決定しましたのでご紹介します。

組織

“アクアバイオリソース創出センター誕生”

九州大学では農学研究院の中に、これから予測される世界的な食糧不足のなかで成長産業として期待される水産養殖における先端的技術開発を行い、養殖技術の飛躍的な発展と食糧の安定供給に貢献するための研究組織「アクアバイオリソース創出センター(ABRIC)」を創設しました。九州大学の農学研究院、工学研究院、経済学研究院、昆虫科学・新産業創生研究センター、植物フロンティア研究センター、五感応用デバイス研究開発センター、水素エネルギー国際研究センターなど組織横断的な研究資源を結集し、魚類養殖・育種に関する最先端の研究技術開発を行います。
水産研究に関する全国でもトップクラスの研究施設である唐津市水産業活性化支援センターは、ABRICの中核施設の一つとして共同研究を実施し、中に入る九州大学の名称は「九州大学農学研究院附属アクアバイオリソース創出センター唐津サテライト」となります。
ABRICは5つのユニットからなり、基礎研究から製品化・流通までを包括するプロジェクトを立て、そのゴールを目指して各ユニットが有機的に連携し各々の研究テーマを推進します。

研究の内容

“国際競争に勝ち抜く新養殖産業の創出”

ABRICの5つのユニットは、それぞれ次のような研究技術開発を行います。
(1)アクアバイオリソース基盤ユニット
このユニットでは、海洋生物生産(種苗生産~養殖)のための基礎研究を行います。
具体的には、いつでも簡単に成熟させて卵を産ませることができるようにする技術、いい形質を持った魚の凍結保存した細胞からいつでも同じ魚を生産できる技術、価格の高い魚粉に替わる新しい素材を利用する餌料、病気を予防するためのワクチンの開発などを行います。
(2)アクアバイオリソース創出ユニット
ゲノム編集技術などを用いて、養殖に適した形質をもった品種の作出を短期間で可能にする新しい育種技術の開発を行います。
(3)アクアバイオリソース制御ユニット
クリーンエネルギーを使用した全く新しい陸上養殖システム(スマート養殖)、野菜の生産などと組み合わせた複合養殖システム(アクアポニクス)の技術開発を行います。
(4)アクアバイオリソース開拓ユニット
魚類以外の水産生物の開発やバイオ医薬品の開発などの研究にも取り組みます。
(5)アクアバイオリソース実装ユニット
成果物(養殖魚など)の各種センサーによる品質評価、機能性成分の分析、安全性の確認などを行い、実際にブランド化や市場流通を目指します。ABRIC

唐津市水産業活性化支援センターでの展開

“唐津Qサバの生産と養殖の高度化に向けた研究”

唐津市水産業活性化支援センターでは九州大学と共同研究のもと、引き続き唐津Qサバの種苗生産技術向上や、品質向上の取り組みを進めるとともに、新たな養殖産業を生み出すために最先端の研究資源(ソフト、ハード)を駆使して、新しい養殖品種の開発や系統の保存法、新奇餌料の開発、新養殖システムの開発、製品の品質評価と付加価値化、ブランド化に取り組みます。
8年間の「新水産資源創出研究プロジェクト」の次の段階として、蓄積してきた最先端の研究成果と研究施設、さらには九州大学の組織横断的な研究体制のもと、これまでほとんどやられたことがない食用魚類の家畜化や育種など、わくわくするような研究を唐津市水産業活性化支援センターでも担っていきます。

問い合わせ

水産課 

〒847-8511 佐賀県唐津市西城内1番1号

電話番号:0955-72-9130