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更新日:2022年4月1日

水産業活性化支援センター便り~Vol.6

ご挨拶

こんにちは。唐津市水産業活性化支援センターの村山です。

唐津市では平成24年度から九州大学と共同研究で「新水産資源創出研究プロジェクト」に取り組んでいます。

このプロジェクトでは、水産業の活性化と地域の活性化を目指して、相賀の水産業活性化支援センターで、マサバなどの完全養殖技術の開発、ケンサキイカの先端的研究、バイオ水産技術の開発を実施しています。

今回は海岸通りの水産会館の中にある「からつしーまーと」でマサバの販売を開始したのでその紹介と、マサバのテレビ報道の情報および活性化支援センターで研究を実施している九州大学の先生の皆さんが、それぞれの学会で発表されましたので、その情報についてお知らせします。

マサバの完全養殖プロジェクト

平成26年度生産マサバ試験養殖~からつしーまーとでマサバを試験販売しています

唐津市水産会館

かごの中を泳ぐサバ

三枚おろしにしたサバ

11月21日から土曜日限定でマサバを試験販売しています。

販売する「からつしーまーと」は魚市場の近くにある唐津市水産会館の中にあります。

まだ数は1日10匹程度と多くありませんが、活け締め(いけしめ)と活魚で販売しています。

当日の朝泳いでいた魚を職人さんが締めて販売していますし、活魚水槽に泳いでいる魚はその場で締めて販売しますので、とびきりの鮮度です。

買った魚は希望すれば3枚おろしまでできますので、家で簡単に刺身にして食べられます。

11月21日の昼過ぎに購入して3枚おろしにしたサバを、当日の夕ご飯時に刺身にしていただきましたが、活魚に近い歯ごたえと豊富な脂の乗り、脂の甘味を堪能できました。

餌(えさ)が異なるせいか、天然のマサバに比べると脂の乗りの良さはもちろんですが、脂が甘くあっさりしている感じで、箸が止まりませんでした。

からつしーまーとの店長さんの話では、寄生虫の心配がほとんどないので安心してお客様に刺身をおすすめできるのが嬉しいということでした。

値段は1匹あたり1,500円と、普通のサバに比べると少し高めな感じがしますが、2人では一度に食べきれないくらいの刺身の量でした。

学会発表に関する情報

3人の先生が3つの学会で発表

センターには3人の九州大学の先生が常駐し、それぞれ先端的な研究を実施しています。

この機会に先生の紹介をします。マサバなどの完全養殖技術開発の研究を担当している長野先生、バイオ水産技術開発の研究を担当している坂口先生、ケンサキイカの先端的研究を担当している北野先生です。

長野先生は、平成27年11月8日に宮崎で開催された日本水産学会九州支部シンポジウム「九州の水産業における水産物高付加価値化取り組みと販売戦略」において「佐賀県唐津市における完全養殖マサバのブランド化に関する取組」という演題で研究成果を発表しました。

また、坂口先生は平成27年11月10日に長崎で開催された「天然資源の開発利用に関する日米会議(UJNR)第43回水産増養殖シンポジウム」において「ゲノム編集技術(TALEN)による成長の良いカタクチイワシ系統の作出」の演題で研究成果を発表しました。

さらに、北野先生は11月6日から15日に函館で開催された「セファラパッド・インターナショナル・アドバイザリー・カウンシル2015」のワークショップにおいて「頭足類の生殖軸における生殖腺刺激ホルモン放出ホルモン研究の現状」の講演を行い、全体会議では「ケンサキイカの性成熟における生殖腺刺激ホルモン放出ホルモンと受容体のmRNA発現変化」という演題で研究成果を発表しました。

学会の様子などについて、可能なものは次回お知らせします。

TV放送に関する情報

マサバの取り組みがTVで紹介されました

平成27年11月3日放送のRKBテレビ「今日感ニュース」でマサバの完全養殖とサバ活の内容が紹介されました。

平成27年11月4日放送のTBSテレビ「Nスタニュースワイド」でマサバの完全養殖とサバ活の内容が紹介されました。

平成27年10月30日から11月1日にかけて、テレビ朝日の現地ロケがあり、アンジャッシュの児島さん、料理研究家のベリッシモさんがセンターを訪れ、マサバの完全養殖、サバ活、福岡での流通試験について収録されました。放映は平成27年12月後半から平成28年1月ごろということでした。なお、ベリッシモさんのホームページには、このときの写真が掲載されています。

 

問い合わせ

水産課 

〒847-8511 佐賀県唐津市西城内1番1号

電話番号:0955-72-9130