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更新日:2023年2月1日
調理中のガスコンロの火や、仏壇・神棚などの火が、着ている服について燃え上がることを「着衣着火」といいます。
重度のやけどや、死亡に至る場合もあり、注意が必要です。
管内での着衣着火発生事例
唐津市消防本部の住宅用火災警報器PRキャラクター
「じゅうけいキング」
水道水、洗い桶(おけ)の水、浴槽の水、花瓶の水、飲み水など近くにある水を火にかけ消火しましょう。
近くに水がない場合は、慌てずに走り回らず(ストップ)、その場に倒れて(ドロップ)、転がりながら燃えているところを地面におしつけて消火しましょう。
走るとかえって火の勢いを大きくしてしまいます。
衣服の火が消えたらすぐに119番通報し、必要に応じて救急車、消防車を呼んでください。
やけどをしてしまった時は、水道の流水で冷やしながら救急車が到着するまで待ちましょう。
防炎とは、燃えにくい事象のことです。繊維などの燃えやすい性質を改良して防炎性能を与えると、小さな火だね(マッチ・ライター)を接しても炎が当たった部分が焦げるだけで容易に着火せず、着火しても自己消火性(自ら延焼拡大を停止する性能)により、簡単に燃え広がることはありません。こうした性能を「防炎性能」といい、防炎性能を持った製品を「防炎品」といいます。
調理中、衣服の袖口への着火を防ぐことができるエプロンやアームカバーの他に、寝具、シーツ、その他の衣類や作業服など、身の回りの多くのものに防炎品があります。
防炎品は、着衣着火を防ぐことができるだけでなく、身の回りに潜む多くの火災危険から私たちを守ってくれます。ぜひ一度、防炎品を検討ください。
動画「おじいちゃんが残してくれたもの」公益財団法人日本防炎協会
事例の中には死亡事故に至った例もあります。
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