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百日咳に注意してください
現在、唐津管内で百日咳の患者数の報告が続いています。感染者の年代は小中学生を中心に未就学児や高齢者においても報告があり、幅広い年代での感染拡大が懸念される状況です。
かぜのような症状や咳が長引く場合は、百日咳やほかの呼吸器感染症である可能性も考え、早めに受診するようにしてください。
百日咳とは
百日咳は、特有の咳発作を特徴とする急性気道感染症です。感染力が強く、予防接種を受けていない乳幼児が感染すると重症化するおそれがあります。
症状は、短い咳が断続的に起こり、息を吸うときに笛の音のようなヒューという音がでます。激しい発作は、2~3週間でおさまりますが、その後も発作性のある咳がでるときがあり、2~3か月で回復します。年長児や成人では特徴的な発作性の咳が目立たない場合があるため、気づかないうちに感染源となっている可能性があります。
予防するには
百日咳は、咳に含まれる菌を吸い込んだり、菌の付着した手で口や鼻を触ることによって感染しますので、次のことに気をつけて予防しましょう。
- 手洗い、咳エチケットをしっかり行う
- 熱、咳、くしゃみなどの症状がある人は、マスクをつけましょう
- 咳やくしゃみをするときには、ティッシュで口と鼻を覆いましょう
- 咳や鼻水がついたティッシュはゴミ箱へ、忘れずに手も洗いましょう
- ティッシュがないときは、二の腕で口と鼻を押さえましょう
- バランスのとれた食事と十分な睡眠をとる
- 人ごみは、できるだけ避ける
- 乳幼児期には五種混合ワクチンの定期接種を確実に受ける