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骨折についての応急手当
骨折の部位を確認する
- どこが痛いかを聞く。
- 痛がっているところを確認する。
- 出血がないかを見る。
- 確認する場合、痛がっているところを動かさない。
- 骨折の疑いがある時は、骨折しているものとして手当をする。
応急手当に使用するもの
- 新聞紙や雑誌など(手首から肘にかけて固定できる大きいもの。できれば少し厚めのもの。ここでは新聞紙3日分を使用。)
- 伸縮性包帯
- 大きめのタオル
手首と肘を固定する。
- 手首から肘にかけて新聞紙を丸めて固定する。(骨折が疑われる場合は、骨折部上下の間接部分を動かないように固定する。右写真では、手首と肘の関節を動かないように固定する。)
- 協力者がいれば、骨折箇所を支えてもらう。(傷病者が支えることができれば、自ら支えてもらう)
- 伸縮性包帯で固定する。
- 新聞紙を丸めて固定した部分の上から、伸縮性包帯を巻き固定する。(変色などの変化がわかるように指先は見えるように固定する。)
タオルで腕を吊って固定する
- 最後にタオルを利用して、腕を吊る。
この時、傷病者が一番楽な高さで吊る。 - タオルがない場合は、トレーナーやTシャツなどを使用する。
- 痛みを強く訴える場合は、無理に固定しない。