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旧唐津銀行「辰野金吾記念館」
唐津銀行は明治18年に設立し、翌年に開業しました。設立時の頭取には、大島小太郎が就任しています。現在残る旧唐津銀行本店は明治43年8月に着工し、明治45年3月に竣工しました。
建設にあたり、大島小太郎とともに高橋是清から唐津藩英学校(耐恒寮)で教えを受けた工学博士辰野金吾の監督のもと、辰野金吾の弟子にあたる清水組の田中実が設計を担当し、装飾については京都高島屋が受け持っています。建物のデザインのスタイルは、辰野金吾がイギリス留学時代に流行したヴィクトリア様式のひとつであるクイーン・アン様式を日本化したいわゆる「辰野式」と呼ばれるもので、赤煉瓦に白い御影石を混ぜ、屋根の上に小塔やドームを載せて、王冠のごとく強調する辰野流の工夫が加味されています。
銀行としての営業は平成9年まで続き、同年に唐津市に寄贈されています。平成14年に唐津市指定重要文化財に指定され、平成20年度より3か年の保存修理工事を経て、平成23年3月より一般公開を行っています。平成29年に佐賀県指定重要文化財に指定されました。

所在地
佐賀県唐津市本町1513番地15
開館時間
9時00分から18時00分まで
[注]入館は17時40分まで
休館日
12月29日から12月31日まで
入場料
無料
旧唐津銀行のお問い合わせ先
旧唐津銀行
Tel:0955-70-1717
交通案内
JR唐津駅から
徒歩約10分
大手口バスセンターから
徒歩約5分
自家用車で
- 佐賀~長崎自動車道多久ICから約30分
- 福岡~二丈・浜玉バイパスから約20分
駐車場
旧唐津銀行専用駐車場(有料)を利用してください。旧唐津銀行観覧者は1時間以内無料です。
館内案内
- 1階:多目的ホール金庫室営業室
- 2階:展示室(辰野金吾および関連資料の展示)
[注]館内での撮影は可能です。文化財保全のため建具などには触れないでください。
バリアフリー情報
- 館内別入口スロープあり
- エレベーターあり
- 段差あり
- 多目的トイレあり










