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ゼロカーボンシティ宣言
唐津市は「ゼロカーボンシティ宣言」を表明しました
唐津市では、唐津市環境基本計画の望ましい環境像に基づき、地球環境保全を積極的に推進してきました。
近年、世界各地で地球温暖化が原因とみられる異常気象により災害が多発していて、唐津市においてもそれは例外ではありません。
こうした問題に市民・事業者・行政が一体となって取り組んでいくため、令和5年3月27日の定例記者会見において、脱炭素社会の実現に向けて、2050年までに唐津市の二酸化炭素排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ宣言」を表明しました。
ゼロカーボンシティとは
環境省は「2050年にCO2(二酸化炭素)を実質ゼロにすることを目指す旨を首長自らが又は地方自治体として公表された地方自治体」をゼロカーボンシティとしています。
唐津市ゼロカーボンシティ宣言全文
私たちのまち唐津は、海・山・川の豊かな自然を有し、唐津くんちや唐津焼といった伝統や文化など、人々を魅了する地域資源に恵まれたまちです。
先人より引き継がれた、この豊かな環境とともにまちの持続的な発展に向けて、「海・山・川と人が響きあう唐津」を望ましい環境像として掲げ、これまで環境施策を展開してまいりました。
近年、世界各地では、猛暑や豪雨など、地球規模での温暖化が原因とみられる異常気象による災害が多発しており、もはや「気候変動」から「気候危機」と言うべき深刻な状況にあります。
本市においても例外ではなく、これまでに経験したことのない豪雨や台風等により甚大な被害が発生しています。
こうした状況を踏まえ、2015年に合意されたパリ協定では、「産業革命以前からの平均気温上昇の幅を2度未満とし、1.5度に抑えるよう努力する」との目標が国際的に広く共有され、2018年に公表されたIPCC(国連の気候変動に関する政府間パネル)の特別報告書では、この目標を達成するためには、「2050年までに二酸化炭素の実質排出量をゼロにすることが必要」とされています。
唐津市は、国際社会の一員として、脱炭素社会の実現に向けて、2050年までに本市の二酸化炭素排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ」に、市民や事業者、行政の「オール唐津」で一体となって取り組むことをここに宣言します。
令和5年3月27日
唐津市長 峰 達郎