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危険です!スプレー缶の取扱いにご注意を!
スプレー缶の正しい使用と廃棄をお願いします!
唐津市消防本部管内でスプレー缶の誤った廃棄方法により、ごみ収集車から出火する事例が発生しました。
スプレー缶には可燃性ガスが含まれていて、正しい使用と廃棄をしないと大変危険です。
全国的には、実際に誤った使用方法による死者も出ています。
これから夏を迎えるにあたり、バーベキューや花火を楽しむ人もいると思います。
そのときに使用するカセットこんろ、制汗スプレー、殺虫スプレー…
身近なところに危険が潜んでいます。
なぜスプレー缶が危険なのか?
スプレー缶の構造は、基本的に缶の中にLPG(液化石油ガス)などのガスとともに薬剤を詰め込み、ガスの圧力を利用して、薬剤を噴射する構造になっています。
現在、スプレー缶のほとんどはLPGが使われていますが、LPGガスはブタン・プロパンなどを主成分とした液化した可燃性のガスです。ある意味、スプレー缶は小さなガスボンベとも言えます。
そのため、使用方法や廃棄方法を誤ると、たちまちスプレー缶に使われている可燃性ガスに引火して火災や爆発を引き起こす危険性があります。
スプレー缶による火災を防ぐには
- スプレー缶の使用前に製品に記載されている注意書きを確認する。
- スプレー缶を廃棄する場合は、必ず中身を使い切り、各市町村が指定するゴミの分別方法を守って捨てる。唐津市と玄海町の場合は、中身を使い切り、缶に穴を開けることが必要です!
- スプレー缶は高温となる場所や直射日光と湿気を避けて保管し、厨房器具や暖房器具などの付近では使用しない。
- カセットこんろの燃料ボンベは、正しく装着されていることを確かめてから使用する。
- カセットこんろを複数並べて鉄板をのせたり、燃料ボンベカバーを覆うような大きな鍋の使用は、燃料ボンベが異常に加熱され爆発する危険性があるので行わない。