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みなさん、こんにちは! マチノネ編集者ペンネーム・つばきあやです。 今回は、今年6月に開催された唐津市呼子町の伝統行事「呼子大綱引き」の取材レポートをお届けします!
呼子大綱引きは、毎年6月の第1土曜日・日曜日に開催される歴史あるお祭りで、 今年は6・7日に開催されました。直径 15センチメートル、長さ 200メートルの巨大な綱を激しく引き合う圧倒的な迫力から、地元では親しみを込めて「喧嘩(けんか)祭り」とも呼ばれ、国の重要無形民俗文化財にも指定されています。
初めて現地に見に行ったのですが、会場を埋め尽くす人の多さと、 町全体がひとつになる想像以上の熱気に本当に驚きました! 時代を超えて受け継がれる「願い」と「歴史」を存分に感じられるお祭りです。

玄界灘に面した港町・呼子は、古くから漁業や海上交通で栄えてきた場所です。同時に農業も盛んで、海と陸の両方の恵みとともに人々が暮らしてきました。 そんな呼子大綱引きのルーツは、なんと16世紀末までさかのぼります。当時、朝鮮出兵の拠点・名護屋城に滞在していた豊臣秀吉(とよとみひでよし)が、兵士たちの士気を高めるために加藤清正(かとうきよまさ)軍と福島正則(ふくしままさのり)軍に分け、軍船の綱を引き合わせたのが始まりと言われています。 この綱引きが時代を経て地域の祭りとなり、「豊漁」や「豊作」を願う行事へと受け継がれていきました。町を「浜組」と「岡組」の 2 つ に分けて勝負し、浜組が勝てば豊漁、岡組が勝てば豊作になると伝えられています。まさに海と陸、どちらの暮らしも大切にしてきた呼子ならではの素敵な伝統です。また、もともとは端午の節句に行われていたことから、子どもたちの健やかな成長を願う意味も込められているそうです。
ちなみに、この勝負はただの力比べだけではありません! 道のカーブや直線といった地形の位置関係によって有利・不利が生まれたり、組ごとに大人綱や子ども綱を担当する場所が変わったりと、戦略的な面白さもあるんです。観客として見ているだけでも、思わず拳を握りしめて応援してしまうほどの熱気と迫力でした。

呼子大綱引きは、歴史や人々の願い、そして唐津・呼子の絆を今に伝える本当に大切な伝統文化だと肌で感じました。今年の開催は終わってしまいましたが、呼子の熱い初夏はまた来年やってきます! 来年は 6月5・6 日に開催されますので、「まだ行ったことがない」「迫力を体感してみたい!」という人は、ぜひ来年のカレンダーにチェックを入れて、現地でこの“本気の熱気”を体感してみてくださいね!
なお、この時期に来られない人でも、祭りの主会場である呼子三神社横に位置する 「呼子大綱引会館」で現物を見ることができますよ。(取材地:呼子町呼子)

ライター:つばきあやさん
