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更新日:2022年6月15日
風しんは、感染者の飛まつ(唾液のしぶき)などによってほかの人にうつる、感染力が強い感染症です。
大人になって感染すると無症状~軽症のことが多いですが、まれに重篤な合併症を併発することがあります。また、無症状でも他人に風しんをうつすことがあるので、感染を拡大させないためには、社会全体が免疫を持つことが重要です。
急な全身性の発疹(ほっしん)や発熱、リンパ節の腫れなどの症状が現れた場合は、事前に医療機関に連絡し、受診してください。
また、受診するときは、公共交通機関の利用は控えてください。
市民の皆さん、患者の人権尊重にはご配慮・ご理解いただきますようお願いします。
風しんの抗体を持たない、または抗体価の低い妊婦(特に妊娠20週頃まで)が風しんに感染すると、出生児が難聴、白内障、心疾患などさまざまな先天障がいを呈する先天性風しん症候群(CRS)を発症することがあります。
風しんの予防には予防接種が有効ですが、妊娠中の女性は予防接種が受けられないため、抗体を持たないまたは抗体価の低い妊婦は、可能な限り人混みを避けるようにしてください。
妊娠を希望している人は、母子健康手帳などで抗体検査の結果や予防接種歴を確認し、抗体価の低い人は医師にご相談のうえ、予防接種実施の検討をしましょう。
風しんは、感染すると約2~3週間後に発熱や発疹、リンパ節の腫れなどの症状が現れます。
気になる症状があったら、事前に医療機関に連絡し、受診してください。
唐津市では、平成31年4月から「佐賀県風しん抗体検査・予防接種事業」を実施しています。
次の対象の人は、予防接種の履歴を確認していただき、抗体検査または麻しん風しん予防接種を検討してください。
予防接種は効果的な予防策の1つです。風しんの定期の予防接種を受けていない人は早めに予防接種を受けていただくとともに、予防接種歴が分からない、風しんにかかったかどうか分からない場合は、抗体検査やワクチン接種を検討してください。なお、対象者以外の人は任意接種となり、自己負担が発生します。
また、風しんは飛沫・接触感染するため、外出の後、トイレの後、食事の前などにはせっけんで丁寧に手を洗いましょう。
第1期:1歳児(生後12月から生後24月に至るまでの間にある人)
第2期:小学校入学前の1年間(5歳以上7歳未満であり、小学校就学の始期に達する日の1年前の日から当該始期に達する日の前日までの間にある人)
佐賀県風しん抗体検査対象者 |
佐賀県風しん予防接種対象者 |
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ただし、過去に予防接種歴がある人、抗体検査を受けたことがある人、現在妊娠中の人などは対象外となります。 |
ただし、現在妊娠中あるいは妊娠している可能性がある人などは対象外となります。 |
発疹や発熱を起こした患者が受診したときは、風しんの予防接種歴や海外渡航歴の確認、国内の風しん流行地への行動歴の確認など、風しんを意識した診療をお願いします。
臨床症状などから風しんと診断した場合は、速やかに唐津保健福祉事務所(電話番号:0955-73-4186)に連絡してください。
昭和37年4月2日から昭和54年4月1日の間に生まれた男性を対象に風しんの抗体検査・予防接種の助成を行っています。
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問い合わせ
佐賀県健康増進課感染症対策担当
電話番号:0952-25-7075
唐津保健福祉事務所健康推進課
電話番号:0955-73-4186