【近代図書館】図書館だより（No.106）11月の紹介本（1月11日）

チャンネルからつで放送している「図書館だより」をご存知ですか？
図書館職員が新しく入った本の紹介や美術ホールの催しものなどのお知らせをしている番組です。

今回紹介する本は、放送で紹介した本です。
本が貸出中のときは、予約ができます。
近代図書館、相知図書館、またはお近くの市民センター公民館で申し込みをされるか、近代図書館ホームページで予約ができます。受取館の指定もできます！

★11月の紹介本
☆『わたしたちに翼はいらない』
寺地はるな／著
新潮社
離婚してシングルマザーとなった朱音、夫からモラハラを受ける専業主婦の莉子、仕事先で過去に自分をいじめていた同級生と再会した園田。三人は、ひょんなことから関わり合うようになり…。唐津出身の作家寺地はるなさんのサスペンス小説です。

☆『江戸川乱歩大活字本シリーズ2
人間椅子』
江戸川乱歩／著,三和書籍／編
三和書籍
美しい女性作家のもとに届いた原稿用紙の束。そこに書かれていたのは、一人の家具職人がつづった、おぞましい罪の告白でした。
表題作の「人間椅子」をはじめ、短篇・中篇が計4作品収録されています。
字が大きく読みやすい大活字本で、全ての文章に読み仮名も付いています。

☆『老年の読書』
前田速夫／著
新潮社
年齢を重ねるにつれて、自分はどのように老いていくのか、どのように死を迎えるのかを考える時間が増えていきます。そんな時、古今東西の名著にその思索の助けとなる言葉が見つかるかもしれません。文芸誌の元編集長が、心に響くおすすめの本を紹介します。

☆『天気のことわざは
本当に当たるのか考えてみた』
猪熊隆之／著
ベレ出版
「ツバメが低く飛ぶと雨が降る」「朝焼けは雨、夕焼けは晴れ」。このような天気にまつわることわざは本当に当たるのでしょうか。
気象予報士の著者が、天気を予測することわざに科学的な根拠があるか、どれくらいの確率で当たるのかを考察します。

☆『現場で熱を感じ探る火山の仕組み』
宇井忠英／著
ベレ出版
現在、日本には富士山をはじめ111もの活火山があります。
火山が噴火すると、溶岩が流れ、火口から噴出物が噴き出し、火砕流が起こるなど、様々な現象が発生します。これらの現象を章ごとに細かく分け、多くの画像とともに解説します。

☆『その絵ときたら！
新しい絵本の時代をつくったコールデコット』
ミシェル・マーケル／文,バーバラ・マクリントック／絵,福本友美子／訳
ほるぷ出版
19世紀のイギリスで活躍した画家、ランドルフ・コールデコット。彼の絵は人も動物も生き生きと動き回り、その躍動感に人々は魅了されました。絵本賞「コールデコット賞」の名前のもとになった画家の生涯を辿る絵本です。