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5月27日浜玉町谷口の田んぼで、玉島小学校の5、6年生が田植え体験をしました。
総合学習の一環として行われた田植え体験ですが、新型コロナウイルス感染症のこともあり昨年まで7年間も行なわれていませんでした。
今年は地域の人たちの連携で、谷口(地区)の田中克博(たなかかつひろ)さんの好意で田んぼの一部を体験用に提供していただくことになり田植え体験が実現しました。
心配された雨も上がり、絶好の田植え日和となり学校から田んぼまでは先生と一緒に歩いていきました。田んぼに着くとみんなで田中さんに「よろしくお願いします」と挨拶をして田んぼに入る準備をしました。
まずは田中さんからお米が出来るまでのお話がありました。
種籾(たねもみ)に水分を与え発芽させ、苗床(なえどこ)で育った苗を水田に植えつけ、1か月もすると苗が青々と育ち、2か月過ぎると草丈も大きくなり3か月頃には穂が出来てお米になる準備が出来ていきます。
佐賀県では主に「さがびより」という品種が使われていて、今日の苗も「さがびより」だと話されました。
昔の田植え道具
苗の植えつけ方を教えてもらい、いよいよ田んぼに入ります。
植え方の説明を受けて苗をもらう
滑らないように
ズボンのすそをまくって、片手で苗を持ち、さあ~やるぞ!!っと勢い良く入りましたが、おっとっと…なかなかうまく進みません。倒れないように慎重にゆっくりと赤い印の付いたひものところにたどり着きました。
苗の塊を左手で持ち、それを右手で2、3本取って水田の中に差し込んでいきました。
最初はヨタヨタして上手く出来ませんでしたが、しばらくすると格好も手際もよくなり、さすが玉島っ子ですね。
1時間半ほどかけて無事に田植えは終わりました。まあ途中でお尻をついたり、前のめりになったり、足がつったりといろいろありましたがみんなで楽しくやり遂げることが出来ました。
終わった後は先生手作りのぼたもちをみんなでおいしく頂きました。
田植え体験はどうでしたか?と感想を聞きました。「思ったより大変だったけど上手く出来て良かった」「最初はぬるっとして気持ち悪いと思ったけど楽しかった」「腰が痛くなったけど頑張った」など、どろんこになりながらもお米作りの大変さを学んだようでした。
校長先生から田中さんに「生徒たちが植えた田植えの出来栄えはどうでしたか?」と尋ねられたら「上手に立派に出来ました」と褒めて頂きました。
最後に田中さんご夫婦にありがとうございましたとお礼の言葉を伝えて田んぼを後にしました。
おいしいお米が出来るのが楽しみですね。(取材地:浜玉町谷口 田中克博さんの田んぼ)
最後にみんなで記念撮影