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唐津地域経済研究所の概要
唐津地域経済研究所
Karatsu Regional Economic Research Institute
研究所の概要
設立の趣旨
我が国では、21世紀に入り、中央集権体制の制度疲労によって地方の衰退を招いたことへの反省から、それまでの国と地方の関係を見直し、国が示す全国画一的な基準によって地方行政を行うのではなく、地方のことは地方が自分たちで決定し、その責任も自分たちで負うという新たな地方自治の形への変化が起こり始めています。国に集中している行政権限を地方に移すこの新たな地方自治のあり方が、地方分権です。
地方分権時代における地方自治体は、これまでの国が示す基準どおりの画一的な行政運営から、地域の実情に応じた行政経営へと転換を図る必要があります。地域に一番近い地方自治体が地域の実情を的確に把握し、そこから見えてくる行政課題を地方自治体自らが解決していかなければなりません。このように、地方分権が進展することによって、地方自治体にとっては課題解決のための政策形成能力がこれまで以上に求められることになるといえます。
こういった背景から、唐津市においてもそういった能力を高める取り組みのひとつとして、庁内に政策立案をサポートする機関を置くことが必要ではないかと考えました。市が施策を展開する際にはバックデータが大変重要です。また、民間事業者の経営戦略においても、さまざまなデータに基づいて事業展開が図られます。このように、データを分析し活用することは、官民問わず、事業を進める上での根幹をなす部分といえます。
そこで、市の施策立案および民間事業者の事業展開をサポートするため、地域経済構造分析と地域経済動向分析を行うネットワーク型の「唐津地域経済研究所」を設立することといたしました。
業務内容
- 地域経済の動向がわかるデータの収集
- 地域経済動向データの公表
- 収集した地域経済動向データの分析
- 主要な統計データを基にした地域経済の構造分析
- 定例研究会の開催
- 地域経済に関する調査研究