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【ご意見への回答】唐津市図書サービス計画(第2次)(附)子ども読書活動推進計画(第4次)(案)
意見募集結果
意見募集期間 |
令和7年5月1日(木曜日)から5月31日(土曜日)まで |
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意見提出者 | 3人 |
提出方法 | 窓口、メールおよびインターネットからの提出 |
公表した案
唐津市図書サービス計画(第2次)唐津市子ども読書活動推進計画(第4次) [PDF/4.38MB]
住民からの意見
表記・表現について
意見の趣旨
4ページ「(3)高齢サービス」の部分は「高齢者サービス」とほかのページで記載されている。
ほかのページでの表記と統一してはどうか。
市の考え方
ご指摘のか所について、4ページの「(3)高齢サービス」を「(3)高齢者サービス」に修正し、ほかのページでの表記を統一します。
内容について(1)
意見の趣旨
4ページと5ページに記載されている重点項目No.1「生涯学習拠点としての図書サービス」中で「(4)電子書籍の導入検討」とある。導入については賛成である。
子どもの読書をサポートする上での留意点であるが、紙媒体は本の厚み、重み、紙のにおい、ページをめくる音など、視覚以外の感覚を楽しむことができ、感性も豊かになると考えられる。
電子媒体を導入する上で、子どもの生活、読書環境、そして発達段階に応じて、紙媒体、電子媒体を取り入れ、工夫された読書活動を望む。
市の考え方
用途などの状況に応じて、利用者が活用できるように紙媒体と電子媒体を取り入れた図書館を目指していきたいと考えています。
内容について(2)
意見の趣旨
4ページ重点項目No.1「生涯学習の拠点としての図書サービス」中の「(5)図書サービスの拠点づくり」に関して、図書サービスの各拠点に図書館司書を1人ずつ配置するのは理想的である。
西部エリアについては、玄海町の施設利用についても発展的考えであると思う。
市の考え方
図書館サービスの充実を図るための貴重な意見として今後の参考とさせていただきます。
内容について(3)
意見の趣旨
5ページ重点項目No.1「生涯学習の拠点としての図書サービス」中の「(2)インターネット等の電子情報へのアクセス整備」と「(3)有料オンラインデータベース等の提供」について、デジタル媒体の資料の使用や検索することでの技能取得は、メディアリテラシーの向上へともつながるので、推進してほしい。
市の考え方
図書館サービスの充実を図るための貴重な意見として今後の参考とさせていただきます。
内容について(4)
意見の趣旨
9ページ重点項目No.3「地域の情報拠点となる図書サービス」中の「(1)郷土・行政資料等の地域資料の収集、整備、保存、提供」について、古文書などの歴史的価値のある資料の保存・整備については、専門の職員確保が必要。
人材育成・確保が課題と考える。
市の考え方
必要な人員の確保に努めたいと思います。図書館サービスの充実を図るための貴重なご意見として今後の参考とさせていただきます。
内容について(5)
意見の趣旨
9ページ重点項目No.3「地域の情報拠点となる図書サービス」中の「(3)市民協働の推進」について、「人材確保と養成」が一番の課題。
ボランティアの人材確保をさらに推進していく必要がある。
市の考え方
必要な人員の確保に努めたいと思います。図書館サービスの充実を図るための貴重なご意見として今後の参考とさせていただきます。
内容について(6)
意見の趣旨
10ページ重点項目No.4「市民の読書をサポートする図書サービス」中の「(1)高齢者サービス」について、大活字本や録音図書等の資料収集・提供を推進してほしい。
弱視の人や難聴の人への配慮あるサービス推進は課題。
市の考え方
近代図書館では、大活字本や録音図書ともに受け入れていて、今後も引き続き、ほかの図書との構成を参考にしつつ収集に努めていきます。
読書のバリアフリー化につきましては、市としても推進していく方針です。
内容について(7)
意見の趣旨
10ページ重点項目No.4「市民の読書をサポートする図書サービス」中の「(2)障がい者サービス」について、「障がい者(児)」と表現してみてはどうか。
福祉法の障がい者と児は違う。福祉計画や総合計画案などで、障がい者(児)と唐津市でも使い分けているので。
[注]子ども読書活動推進計画なので、「児」を入れるべき。
市の考え方
「障がい者サービス」を「障がい者(児)サービス」に表記を統一します。
内容について(8)
意見の趣旨
- 視覚障がい:テープ録音、デイジー録音(点字)などの充実
- 聴覚障がい:手話や紙芝居の導入(ボランティアの協力を仰ぐ)
- 肢体不自由(身体障がい):個別対応が望ましい。課題である。
市の考え方
読書のバリアフリー化は、市としても推進していく方針です。
内容について(9)
意見の趣旨
10ページ重点項目No.4「市民の読書をサポートする図書サービス」中の「(3)多様な言語・文化に配慮したサービス」について、市内在住の外国の方(約1,500人)に対して、英語、中国語、韓国語、ベトナム語などの多言語の書籍収集・提供をしてほしい。
市の考え方
図書館サービスの充実を図るための貴重な意見として今後の参考とさせていただきます。
内容について(10)
意見の趣旨
10ページ重点項目No.4「市民の読書をサポートする図書サービス」について、「高齢者・障がい者・多様な言語・文化に配慮したサービス」については、佐賀県立図書館との貸出等連携強化をしてほしい。
市の考え方
佐賀県立図書館の本を近代図書館に取り寄せることができる「相互貸借」というサービスを行っています。
佐賀県立図書館の利用者カードを持っている人は、佐賀県立図書館のホームページで予約した本を、近代図書館で受取と返却をすることができます。
今後も佐賀県内の他の図書館とも情報を共有し合いながら、高齢者・障がい者(児)・多様な言語・文化に配慮したサービスを強化していきたいと考えています。
その他の意見(1)
意見の趣旨
「どこでも出張市役所」(移動型行政サービス)とタイアップできないか。
中山間地など交通の利便の悪い地区など、事前登録や予約をしての本の返却預かりをお願いできないか。
返却期間や貸出期間の問題など課題はあるが、遠方や重い本などを持てない高齢者にとっては、サービスの向上の一つになるのでは(居住地近くでの受け渡し)。
福岡県内では、春日市や久留米市などで、移動図書館が導入されている。
そこまで大規模でなくても、サービス向上の一つとしての案である。
市の考え方
ご提案いただきました「どこでも出張市役所」(移動型行政サービス)については、関係課とも協議し、今後検討させていただきます。
その他の意見(2)
意見の趣旨
図書館の利用を促すというところで、児童書とほかの書物を分けるのは使いにくく感じています。
子どもと一緒に借りに行くとき、子どもが選ぶ前後に別の階に行くには、子どもの興味関心の本がないので待ってもらえない。
別の階であれば、歴史の文献や資格やビジネス書など専門性のある書籍の階が別の方が、使いやすいのではないかと思っています。
子どもを連れた人の利用を増やすには、大人が一緒に行って選べる空間の方が小さいお子さんのいる人は使いやすく感じます。
市の考え方
開館当初は2階のフロアに子どもコーナーを設置していましたが、小さいお子さん連れの利用者が、お子さんと一緒に気兼ねなく過ごすことができるように、現在4階に子どもコーナーを設置しています。
ご不便かけて申し訳ありませんが、ご理解のほどお願いします。
その他の意見(3)
意見の趣旨
郷土資料・行政資料の公的収集機能に関する体制が不明確。
本計画では分室の設置により地域サービスの拠点整備が進められようとしていますが、一方で図書館の中核機能である公的記録・郷土資料・行政文書等の収集・保存体制が明記されていません。
特に各分室が図書館法上の「図書館」またはその分館に相当する扱いとなるのか、制度的な位置づけが曖昧であり、将来的に地域の記録が収集・保存されないリスクが生じかねません。
提案:分室においても収集・アーカイブ機能を担えるよう、施設・制度の両面から明文化・整備してください。特に、長期保存環境や書誌管理体制についての指針が必要です。
市の考え方
主な公的記録・行政文書等に関しては、近代図書館を中心に市内全域で収集・保存を行います。しかし、古文書等に関しては、資料の紛失・汚損等を防ぐために近代図書館に集約し、保存管理を行うことを考えています。
ご提案いただいた件に関しては、古文書の収集や保存、保管は、知識や技術等が必要となりますので、各分室に司書の配置が完了しましたら、各分室での資料の収集・アーカイブ機能等を検討していきたいと考えています。
その他の意見(4)
意見の趣旨
司書1人体制では機能維持が困難。
計画では各分室に司書1人の配置を目標としていますが、これは図書館と複数公民館図書室の機能を統合した新拠点としては著しく人的資源が不足しています。
貸出業務に加えて、地域資料の整理、学校・施設との連携、読書イベント、ボランティア支援など、1人では到底担いきれない業務量です。
提案:各分室における業務実態をもとに、常勤2人と非常勤1人程度を標準配置とし、持続可能な運営体制を構築してください。
市の考え方
各分室に必要な人員を確保したいと考えています。
その他の意見(5)
意見の趣旨
近代図書館友の会などの市民協働団体と活動連携の強化が計画にない。
唐津市内では「近代図書館友の会」などの市民団体が、イベント支援・広報・装飾・読書活動など多面的に図書館を支えています。
しかし、本計画では市民協働の意義や既存団体への言及がほとんど見られず、今後の図書サービス維持に対して不透明です。
提案:地域に根ざした市民団体との協働を計画に明記し、「市民協働の仕組み」や「担い手支援策」の整備方針を盛り込むべきです。これにより、より持続的な図書館運営が可能になります。
市の考え方
ご指摘いただきました市民協働の団体に関しましては、本計画の中に記載を検討させていただきます。
図書館サービスの充実を図るための貴重なご意見・ご提案として今後の参考とさせていただきます。