更新日:2023年1月20日
令和元年度唐津市男女共同参画講演会「みんなで考えよう地域防災~男女共同参画の視点から」を開催しました
男女共同参画の視点で地域防災を考えるため、講演会とパネルディスカッションを開催しました。
男女合わせて60人の参加者が、男女が安心して暮らせる防災のまちづくりを考えました。
とき
令和元年11月20日(水曜日)13時30分~15時30分
ところ
唐津市民交流プラザ多目的ホール(大手口センタービル3F・唐津市南城内)
内容
第1部講演「男女が安心して暮らせる防災のまちづくり」
講師
上野景三(うえのけいぞう)さん(佐賀大学大学院教授、佐賀県立男女共同参画センター「アバンセ」事業統括)
杉山陽子(すぎやまようこ)さん(佐賀県立男女共同参画センター「アバンセ」企画員)
講演の内容
- 近年の集中豪雨災害の特徴と見えてきた課題
- 災害時のジェンダーバイアス
- 避難所の実態と運営
- 求められる予防的取り組み
- 佐賀県立男女共同参画センター「アバンセ」の取り組み
- 性別・立場別に異なる災害時の困難(環境面、安全面、家庭・社会生活面)
- 生活環境(プライバシーを守る)
- 物資の不足と配布方法
- 避難所生活で起こりやすい性別特有の疾患
- 安全面の配慮(DV、性被害予防)
- 家庭・社会生活面の配慮(性別で役割を決めつけたり押しつけたりしない。避難所での意思決定に男女が対等に参画する)
第2部パネルディスカッション「みんなで考えよう地域防災~男女共同参画の視点から」
パネリスト
岩井勲(いわいいさお)さん(栄町自主防災会会長)
谷口繁美(たにぐちしげみ)さん(呼子町女性防火クラブ会長)
村田安世(むらたやすよ)さん(唐津市消防団肥前支団本部女子部長)
参加者アンケート(一部抜粋)
- 地域の人との連携や自主防災組織への参画が大変重要だと思った。
- 今後いつどんな災害があるかわからない昨今、男女共同参画の視点は不可欠だと思う。
- どのような災害にあうかわからないので、できることから準備していきたい。すぐには変わらないと思うが、情報を出し続けることで目に触れる機会を多く作ってもらうことが大切だと思う。
- 今までの防災意識では対応できない問題があると分かった。今後の活動に生かしたい。
- 今後の避難所運営には、多様化と地域にあった災害対策が必要だと思った。
- 地区の役員が高齢化しており、対策が必要だが、新しい組織づくりが難しい。
- 自主防災組織や防災訓練には、女性の参加が大切で、必要だと思った。
- 避難方法を考えること、避難場所に行ってみること、そのルートを考えていくことなどが必要だと分かった。
主催者
唐津市(男女参画・女性活躍推進課)