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更新日:2024年5月9日
令和5年10月24日(火曜日)から令和5年10月25日(水曜日)まで
議会だよりの編集作業・紙面構成について
A4版24ページ(フルカラー)
年4回、各26,250部発行(新聞折込・商業施設・公共施設配布)
注)人口88,865人、37,515世帯(令和5年4月1日現在)
広報公聴常任委員会の広報部会(9人)で制作
基本的なページ構成は、表紙、特集記事、議案審議、議決結果、一般質問、常任委員会、議会カレンダー、編集後記
組型は4段組を基本
表紙
これまで迫力ある写真などを掲載していたが、特集ページで紹介する地域団体を議員が撮影し掲載することで、表紙から特集ページへの導線を意識している。
特集
市内で活躍している団体や市民に議員がインタビューを行い、2~3ページで紹介することで、市民に読まれる議会だよりを目指している。
議案審議
掲載内容を質疑内容などからピックアップし、Q&A方式で表記。
簡潔な文章で余白を意識し、イラストや写真でイメージしやすく。
一般質問
一議員あたり文字数344文字、1ページの掲載人数を3人から2人に変更して余白を生み出し、写真サイズをそろえて統一感をもたせた。
その他の取り組み
高校生、成人式実行委員メンバー、女性などをモニターとして、特集ページを作成。それぞれの視点からの意見やアイデアを議会だよりで紹介されていた。
甲賀市の議会だよりのポイントは、「市民が親近感を持つ」議会報といえる。市民を題材とした読むきっかけづくりや、議会内容の要点を可能な限り絞って掲載するなど、親近感と読みやすさを重視した「親しみある」議会報であった。
甲賀市の紙面改善の取り組み方法は、他市町への行政視察を行い、良いところを徹底的に模倣する姿勢で改善を検討し、紙面のリニューアルが行われていた。リニューアル前の表紙はインパクト重視で選定していたものを、議員が市民インタビューを行い、その様子を撮影し使用することで、表紙から紙面へ誘導する工夫がなされていた。
また、特集ページにおいては、読むきっかけづくりとして市民をメインの題材として掲載することで、市民に親近感を感じてもらう取り組みがなされていた。議案審議や一般質問のページでは、文字数が多いと読まれないことから、文字数に制限を設け余白を生み出すことを意識し、詳細は二次元バーコードでホームページに誘導し補足されていた。
編集作業においては校正データをクラウド上で共有し、各議員配付のタブレットにて同時に校正作業を実施することが可能であり、委員・事務局・印刷業者の業務が効率化されていた。
シンプルで読みやすい議会報ながら、特集ページなどで読みごたえを作るなど紙面にメリハリがあり、大変参考となった。
視察の様子 |
甲賀市議会議場 |
大山崎町の議会報の特徴は、掲載情報を絞り込み余白を大きく取ることで、読みやすさを重視している点である。「読まなくていい」議会だよりをコンセプトに、中吊り広告のようなイメージで市民が手にしやすく、さらっと読める紙面を目指している。
ページ数が少なく紙面をシンプルにするために、目次の代替としてインデックス表記による省スペース化や、一般質問は1議員あたり1質問に限定するなど議論の要点をわかりやすく掲載するためのルールもしっかりと設けられていた。
紙面をシンプルにした補足として随所に二次元バーコード(QRコード)を配置し、市議会ホームページへ誘導を行うことでしっかりと情報の補足にも取り組まれていた。内容についても、議員の責任のもと賛否が分かれた議案を大きく取り扱うことで議論の要点を伝える工夫がなされており、争点を市民に分かりやすく伝える紙面であると感じた。
原稿作成や編集については、各議員によるバラつきや改選による影響を小さくするため、大山崎町独自の記事作成と編集についてマニュアルを策定されており、唐津市でも原稿作成の指針を設ける点など大変参考となった。
視察の様子 |
大山崎町議会議場 |
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