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東北大学とネイチャーポジティブの実現に向けて連携協定を締結しました

ページID:0037169 更新日:2025年8月1日更新 印刷ページ表示
11 住み続けられるまちづくりを13 気候変動に具体的な対策を14 海の豊かさを守ろう15 陸の豊かさも守ろう

「環境DNA調査等を活用し、人と自然が育み合う社会を実現」

締結日
令和7年(2025年)7月17日

連携協定締結式

協定の概要

唐津市と東北大学大学院生命科学研究科は、地域のネイチャーポジティブの実現に向けて、連携協定を令和7年7月17日に締結しました。

本協定は、唐津市の多様な自然環境と景勝に恵まれた里海や、歴史・文化と深く結びついた里山・里地の自然資本を守り活かしながら、自然と調和した地域づくりと持続可能な経済社会のモデル構築を目的にしています。

本協定はネイチャーポジティブの実現に向けて次の事項について協働していきます。

  1. 里地・里山・里海の価値の再認識と持続的な利活用
  2. 地域における生物多様性の保全や増進活動の促進
  3. 生物多様性や自然資本の価値に関する情報発信やサービス・ノウハウ等の共有
  4. 自然資本を活用した新たな事業化やビジネスマッチング、ビジネスモデルの創出促進
  5. 両者が有する知的資源、人的資源および物的資源の活用
  6. その他、本協定の目的に資すると双方が認める事項

契約締結の背景

令和7年3月、唐津市で開催した「Nature Positive Forum 九州 #1 KARATSU」で、「唐津市ネイチャーポジティブ宣言」を宣言し、地域として自然と共生する社会の実現を目指すことを表明しました。本フォーラムには、東北大学ネイチャーポジティブ発展社会実現拠点も共催として参加してもらい、 地域と学術機関が連携してネイチャーポジティブな社会を目指して協働する重要性を確認しました。

この経緯をふまえ、唐津市と東北大学は、本協定により連携をさらに強化し、地域の実践と科学的知見とを結びつけながら、地域の自然資本をいかした持続可能な社会の構築に向けて、協働して取り組んでいきます。

ネイチャーポジティブ発展社会実現拠点

東北大学大学院生命科学研究科の近藤倫生教授がプロジェクトリーダーを務めるネイチャーポジティブ発展社会実現拠点は、自然の劣化を回復基調に転じる「ネイチャーポジティブ」の理念に基づき、学術機関、民間企業、自治体、市民などを巻き込んだ包括的なアプローチで、国際的な社会変革をリードし、科学的知見に基づく自然資本の可視化、ネイチャーポジティブに資する基礎・応用研究の促進、自然資本への資金の流れの加速および産業の創出、社会のシステムや制度設計への貢献、専門知識を備え地域で活躍する人材の育成や起業促進などを、一体的かつ効率的に展開しています。

当該拠点は令和4年度から社会課題解決をリードする産官学連携拠点の構築を目指す「COI-NEXTプログラム」に採択されています。

ネイチャーポジティブ発展社会実現拠点ホームページ<外部リンク>

コメント

ネイチャーポジティブ発展社会実現拠点長(東北大学大学院生命科学研究科教授)近藤 倫生

唐津市の豊かな自然と、未来を見据えたまちづくりの取り組みにご一緒できることを、大変うれしく思います。

私たち拠点は、環境DNAなどの先端技術に加え、教育や人材育成の取り組みを通じて、地域の皆さんとともに、自然と人が調和する社会の実現を目指しています。科学だけでなく、人と人のつながりを大切にしながら、唐津市とともに、全国に発信できるような先進的なネイチャーポジティブのモデルを築いていきたいと考えています。

唐津市長 峰 達郎

東北大学大学院生命科学研究科との連携協定を通じて、科学的根拠に基づくネイチャーポジティブな地域づくりの新たな一歩を踏み出します。

環境DNAを活用した自然資本の見える化やネイチャーポジティブ人材の育成により、行政・研究機関・市民の知見が深化し、持続可能な共生社会をともに創出していきます。大学と地域が手を取り合い、学術と実践を融合させることで、唐津から全国に広がるモデルを構築していきます。


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