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更新日:2024年2月29日
吉村慎一郎委員長、馬場幸年副委員長、江里孝男委員、原雄一郎委員、青木茂委員(1期)、
古藤宏治委員、林正樹委員、伊藤一之委員、大西康之委員、熊本大成委員、宮本悦子委員、
石﨑俊治副議長
令和2年1月30日(木曜日)から31日(金曜日)まで
玉名市の議会だよりは年4回発行し、発行部数は26,000部で各世帯に配布している。編集作業において唐津市と違う点は、一般質問の質問は議員が作成し、答弁は執行部で作成している点である。
予算は、2色14ページ、カラー2ページの16ページであるが、実際には、ページ数を12ページに減らし、すべてカラーで発行している。
玉名市議会では、より多くの市民に読んでもらうために、4つの意識改革を行った。
1.意識改革
2.紙面改革
3.市民アンケートの実施
4.議会広報広聴特別委員会の構成の変更
愛称を「たまて箱」にしたことや、表紙をイラストにしたことで、議会だよりを読んでいるという声を多く聞くようになったとのことであった。
玉名市議会の議会だより「たまて箱」の表紙のイラストは、高校生の自由な発想での作品で、インパクトがあり、かつ親しみやすい印象を受けた。唐津市議会でも、曳山の絵を表紙に採用したことはあるが、曳山に限らず、さまざまな絵やイラストを採用するなど、表紙の工夫の必要性を感じた。
また、文字数やページ数を減らし、かつ全ページをカラーにしたことで、以前の議会だよりと比べると読みやすく、「手に取って読んでもらうことを最優先事項」として行われた改革は素晴らしいと感じた。しかし、一般質問は1項目、委員会は2項目にするなどして文字数を減らしているため、議会の内容や議員の伝えたいことが十分に伝わらない恐れもあると考える。
今後、唐津市議会でも何を優先するべきなのかをしっかりと審議したうえで、紙面の改善を検討していく必要があると感じた。
視察の様子 |
玉名市議会議場 |
熊本市の議会だよりは、年4回発行し、1回の発行部数は327,000部で各世帯に配布している。唐津市の議会だよりと違い、新聞のようなタブロイド判(およそ縦40cm×横27cm)で発行している。
より多くの市民に読んでもらうために、平成29年度から、市の広報誌の中に折り込み配布をしている。市政だよりと一本化で発注し配布することで、発行にかかる費用を抑えることができているということであった。
また、無料行政情報アプリ「マチイロ」を利用し、電子書籍としてスマートフィンやタブレット端末から見ることができるようにしている。掲載については無料で、費用をかけずに多くの市民が読むことができるようになるが、読者数(閲覧数)はわからないということであった。
議会広報の取り組みとしては、フェイスブックの活用や市議会ホームページ内に子ども向け(小学生を対象)のページを作成するなどして、議会の情報を広報しているとのことであった。
熊本市議会の議会だよりは、タブロイド判での発行であるが、タブロイド判は、紙面が広いため、多くの情報を掲載できる、文字を大きくできるなどのメリットがある。また、専門用語や分かりづらい単語には、解説をつける工夫がなされ、読者目線に立った紙面づくりの重要性を再認識した。
熊本市議会の議会だよりも玉名市同様に、より多くの市民に読んでもらうために、文字数を減らし、イラストや写真を多く利用していた。一般質問の議員の写真は、議場で質問をしているときの写真を使用し、躍動感が感じられた。唐津市議会においても写真の中身や配置などの工夫が必要だと感じた。
また、無料行政情報アプリ「マチイロ」などで電子書籍として市議会だよりを読むことができる取り組みは、スマートフォンなどの普及を考えると、前向きに検討していいのではないかと感じた。
市議会ホームページ内の小学生向けページは、議会の役割・仕事などを分かりやすく説明するなど、議会を身近に感じることができとても参考になった。議会広報のあり方についても、議会だより同様協議を進めていきたい。
視察の様子 |
視察の様子 |
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