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都市整備委員会行政視察報告書(令和6年度)

ページID:0001574 更新日:2024年10月11日更新 印刷ページ表示

1 参加委員

  • 中村健一委員長
  • 楢崎三千夫副委員長
  • 水上勝義委員
  • 浦田関夫委員
  • 宮原辰海委員
  • 石崎俊治委員

2 視察日

令和6年5月9日(木曜日)、5月10日(金曜日)

3 視察概要・所感

視察項目1:公園整備事業について(視察先:鳥取県米子市)

概要

米子市は、鳥取県の西部、山陰のほぼ中央に位置し、東に国立公園大山、北に日本海、そして西には汽水湖としては日本で 2番目の大きさの中海という豊かな自然に恵まれた地域となっている。
弓ヶ浜公園については、米子市で湊山公園に次ぐ2か所目の総合運動公園として設置され、平成10年10月に5.7ヘクタールで供用開始し、その後は、随時拡張し、現在は10.9ヘクタールの面積を保有している。
立地場所も良いことから市内外から多くの来園者があり、米子市内で一番利用者の多い公園となっている。
公園内には、スケートボードパーク、バスケットボールコート、バーベキューパークなどが併設されており、遊具広場にはインクルーシブ遊具が導入してあり、より多くの子供たちが楽しめる工夫がなされている。

所感

だれもが遊べるみんなの遊具広場、外周をジョギングできる約1ヘクタールの芝生広場、健康遊具広場、バスケットボールコート、スケートボードパークなどの施設があり、家族連れを中心とした利用のほか、イベント、遠足、レクリエーションなどに利用され、市民の憩いの場となっている。
また、時代のニーズに合わせて、随時拡張し、バスケットボールコート、スケートボードパークを整備されており、設備点検費やゴールネット購入費なども維持管理費として組まれているとのことであった。
利用数についてはバスケットボールコート、スケートボードパークともに、使用料が無料のため、正確な利用者数がつかめていないとのことだったが、平日、休日を問わず、子供から大人まで多くの利用者がいるとのことであった。
バーベキューパークについては、通年の営業ではないものの、利用者はバーベキュー道具をレンタルできるので、食材さえ持ち込めば手軽にバーベキューが楽しめるとの事で、利用者も多く、賑わっている印象を受けた。

米子市会議室
​米子市議会会議室での事業説明​

米子市議会(公園)
​弓ヶ浜公園(遊具)​

米子市議会(公園2)
​弓ヶ浜公園(広場)​

視察項目2:内水対策事業について(視察先:島根県安来市)

概要

安来市は島根県の東部に位置し、北部は中海に、西部は松江市、雲南市に、南部は奥出雲町、鳥取県日南町に、東部は鳥取県米子市及び南部町に接している。面積は約420.93キロメートルで、島根県全体の約6.3%を占めている。
また、「安来節」、「ヤスギハガネ」は、全国的に高い知名度がある。
今回、視察を行った東飯島地区は令和3年7月豪雨により被災した地区となる。当該地区は伯太川と吉田川に挟まれた住宅地であり、もともと農地だったところを造成し、宅地化しているところもあり、道路高は低い所で標高1.0mと低立地に位置している。
そのため、7月の集中豪雨の際に吉田川が増水し、東飯島地区内の水が吐けず、路面冠水や床下浸水被害が発生したものである。
被災の原因の一つとして、安来市では市街化区域での宅地開発が進み、上流の雨による河川増水が下流にある地区に大きな影響を与えている。
東飯島地区は下流に位置し河口付近であるため、その影響を受けやすく、また、伯太川と吉田川に挟まれた地区であるとともに、伯太川は天井川であるため、吉田川にしか排水ができないという特有な地区である。
本来であれば東飯島地区から吉田川へ排水するが、今回の災害では集中豪雨による上流からの流入による河川の増水及び、海の満潮とも重なり河口付近の水位が上昇したため、吉田川への排水ができなくなり路面冠水や床下浸水被害が発生した。
また、東飯島地区と吉田川に繋がっている排水口から逆流して東飯島地区に川からの水が流入したため浸水被害が拡大したものである。
今回の対策として、川からの逆流防止のためフラップゲートの設置と川への強制排水を行うための排水ポンプの設置を行われていた。

所感

フラップゲートの設置については、吉田川の河川管理者が島根県ということもあり、再発防止策を県と協議し、設置されたとのことで豪雨災害の情報共有がしっかりとおこなわれており、連携の重要さを感じるものであった。
排水ポンプについては、本設ポンプ場の整備は今年度中を予定しているとのことで、現時点では出水時期限定で仮設ポンプ場を設置されていた。
仮設ポンプ場では8インチのポンプ4台を設置してあり、本設ポンプ場では10インチのポンプを2台と8インチのポンプ4台を整備予定とのことであった。
本設ポンプ場を整備することで、集中豪雨による被害の防止及び東飯島地区の住民の不安が解消することを期待する。
唐津市においても松浦川や玉島川など、大きな河川があり、河口付近でもあることから、類似する部分は多くあり内水対策は重要課題と思われる。
近年では数年に一度の集中豪雨が毎年のようにおきている状況であるため、流域一体となった浸水被害防止のための対策が必要と感じた。

安来市議会(会議室)
​米子市役所での事業説明​

安来市議会(議場)
​米子市議会​

東飯島地区1
​仮設ポンプ場​

東飯島地区2
​吉田川流域にて状況説明​


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