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更新日:2023年9月22日
種別 | 佐賀県重要文化財(建造物) |
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所在地 | 唐津市呼子町呼子 |
時代 |
江戸時代(18世紀前期) |
指定年月日 | 平成24年4月27日 |
別称(施設名) | 鯨組主中尾家屋敷 |
旧中尾家住宅主屋は、鯨組主である中尾家の居宅です。中尾家は、小川島を拠点とする捕鯨業で繁栄し、その財力は唐津藩の財政を潤しただけでなく、神社の勧進や寺社の建立など、江戸時代中期以降の呼子の発展に大きく寄与しました。
建物は、住宅機能を持つ北棟と鯨組の社屋機能を担った南棟からなっています。遅くとも天明3年(1783)には、現在の形となりましたが、先行して建築された北棟に南棟を増築した痕跡が残っており、北棟の建築年は18世紀前期に遡る可能性があります。
建物の構造は、木造切妻平入桟瓦葺き二階建、建築面積は253.77平方メートルで、佐賀県内唯一の大規模漁家住宅であり、全国的にも希少な鯨組主建築遺構です。
現在は、「鯨組主中尾家屋敷」として一般公開されています。
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