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更新日:2022年3月30日
名護屋城大茶会ののぼり旗
佐賀県が主催する「はじまりの地 今、ふたたび。名護屋城大茶会」が3月27日(日曜日)、開催されました。
佐賀県知事による大茶会の開会宣言
この日は前日の荒天気から一変、初夏を思わせる陽気に桜もほぼ満開という素晴らしい天気になりました。また、佐賀県立名護屋城博物館に「黄金の茶室」が作られ、そのオープニングイベントも行われたことから、たくさんの人出でにぎわっていました。
本丸天守閣跡
名護屋城は今から400年以上も前に太閤秀吉によって築かれ、その周辺には160もの大名が陣を構えていました。その当時の人口は20万人ほどいたといわれています。この地で、太閤秀吉をはじめ大名やその家臣たちが暮らし、いろいろな文化が生まれました。
文禄・慶長の役が終わると、大名たちはそれぞれの地元に帰ります。そして、名護屋で経験したことを全国に伝えます。名護屋はまさしく、日本の文化の始まりの地なのです。その魅力を発信しようというのが今回の企画だと思います。
当時の衣装でお茶をいただく
名護屋城本丸には本舞台(ステージ)が設置され、竹づくりの草庵茶室を再現し、宗徧流のお点前の実演がありました。お客様として当時の衣装を身につけた、山口佐賀県知事や峰唐津市長、佐賀新聞社の中尾社長などが登壇され、お茶をいただかれました。
鷹匠の石橋美里さん
本舞台では、第一章はじまりの調べとして和太鼓演奏、薩摩琵琶演奏、篠笛の演奏がありました。
第二章では、古の大茶会を想うとして宗徧流のお点前の実演がありました。
第三章では、鷹匠の技披露、新作!名護屋城講談、能「田村」など伝統芸能の再現がありました。
第四章では、新たなる魅力への誘いということで長谷川理恵さんのトークショーがありました。
マルシェの案内をする高校生
また、会場では、唐津南高校茶道部や県内茶道団体の呈茶コーナーやマルシェも出展されており大変な賑わいでした。
佐賀県立名護屋城博物館の「黄金の茶室」は、3月27日(日曜日)から一般公開されています。どうぞ皆さんお越しください。
(取材地:鎮西町名護屋城跡)
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