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更新日:2023年11月29日

大雨被災窯元のチャリティイベント開催~災害ボランティアに感謝~(令和5年11月20日、坂田あや子)

土砂災害からの新たな作品

土砂災害からの新たな作品

11月18日(土曜日)、19日(日曜日)と唐津窯元ツーリズムが開催されました。
大雨被害が出た唐津市浜玉町鳥巣の唐津焼窯元の鳥巣窯、岸田さんを訪問しました。

土砂災害の爪痕が残る窯元

土砂災害の爪痕が残る窯元

7月の大雨で岸田さんの窯の裏山が崩れ、敷地内に土砂が流れ込んだとか。土砂の撤去やブルーシート張りの作業に20人以上のボランティアが参加、支援されたと聞きました。岸田さんは、ボランティアの人たちにとても感謝されていました。

チャリティの地区生産農家の米、野菜

チャリティの地区生産農家の米、野菜

鳥巣地区は、道路寸断や家屋全壊の甚大な被害が出た地区です。
家屋が全壊した農家が生産した米2キロや、別の生産者が作られた花やネギなどを販売し、売り上げの全額を農家に寄付されるとのことでした。早速、私も米、花、ネギ、栗を購入してきました。

土砂崩れ現場の粘土

土砂崩れ現場の粘土

今回、岸田さんは、土砂崩れで出てきた粘土を利用し、新たな唐津焼の作品「鳥巣黄唐津」などを生みだされていました。
子どもさんの麻由(まゆ)さん(6歳、小1)と陵生(りょうせい)さん(4歳)も自分たちで作った作品を販売し、売上金を通園していた平原保育園に寄付するとのことでした。私も子どもさんたちの作品を購入しました。
特に麻由さんは、同級生のお祖母さんが土砂災害で亡くなっただけに、想い入れも深いものでした。

子どものたちの作品もチャリティ販売

子どものたちの作品もチャリティ販売

麻由さんは「土砂くずれについて」をテーマに、今回の大雨災害について絵や写真を交え、自分の考えをまとめて、作品展に出品していました。作品の最後のページに大きな文字で「ぜったい いのちを おとさない」との想いが書かれていました。
岸田さん親子は、今回の大雨被害で命の尊さや人々とのつながり、自然の猛威を再認識されているようでした。

土砂災害についての作品

土砂災害についての作品

窯元に行く途中の道は、まだまだ崩れた土砂や倒木など大きな爪痕が残っていました。その中、山々の紅葉も進んでいました。
豪雨災害の起きたあの暑い夏の日から秋、そして寒さ厳しい季節の到来も間近となっています。
(取材地:浜玉町鳥巣 鳥巣窯)

問い合わせ

広聴広報課 

〒847-8511 佐賀県唐津市西城内1番1号

電話番号:0955-72-9189