夜空に輝く唐津の光（令和5年12月18日、松岡由美子）

冬の唐津はいろんなところでイルミネーションやライトアップが楽しめます。まず、唐津の玄関口である唐津駅が夜になると光であふれています。光が持つ明るいエネルギーを感じながら光の中を歩くことができます。

相知駅のイルミネーションもテーマパークのような飾りつけでにぎやかです。以前から地域の人たちが相知駅の冬を盛り上げています。動くトナカイがいますよ。探してみてください！【18時～23時：1月7日まで】

相知市民センターでは、植え込みを利用したクリスマスツリーとサンタのイルミネーションがあります。サンタ3人が並んでツリーを登っています。

厳木駅給水塔ライトアップは、地元のまちづくり団体が取り組んでいるものです。
蒸気機関車が走っていた時代に活躍していた給水塔ですが、今では駅のシンボルタワーとなっています。暗闇にぽっかり浮かぶレンガの温かな色合いが心にしみいります。【日没～終電：4月上旬まで】

続いて肥前市民センターでも、時計塔を利用して飾り付けされていて、湧き上がる泉のようなイルミネーションに力が湧いてくる感じがします。素敵です。

切木列車イルミネーションは、切木小学校のロゴ入り光列車が、学校敷地の土手を有効活用して、遠くからでも見えるように工夫されています。夢を乗せてどこまでもという感じでしょうか。ワクワクします。【5時～7時と17時～22時：1月31日まで】

竹木場イルミネーションは竹木場公民館入口にあります。12月の点灯式当日は産業祭も行われ、住民が終日楽しめる催し物となりました。クライマックスには花火が打ち上がり、光の競演に見ている人も大満足の様子でした。【17時30分～21時：2月9日まで】

浜玉町平原クリスマスイルミネーションは、個人のお宅で20年ほど前から長年イルミネーションを一般公開されていて、広く知られるようになってきました。屋根を上るサンタ、お菓子のプレゼントを持っているサンタなど、いろんなサンタが光とともに出迎えてくれます。家主も気さくで明るく迎えてくれます。【18時～22時：1月7日まで】

ボートレース唐津70周年記念イルミネーションは、駐車場の敷地内にあり、5mのシンボルツリーと4万5千の電球で構成され、色鮮やかです。【17時～21時：1月31日まで】

イカすクリスマスツリーは、呼子朝市通りの広場にあります。オーナメントとしてアジやイカの干物があり、1つ持ち帰ることができます。12月26日以降はイカす門松ツリーに変わります。おもしろい取り組みで、冬の名物となっています。【7時30分～12時と17時～20時：1月8日まで】

番外編。お隣の玄海町浜野浦棚田です。10月下旬唐津の和太鼓チーム「嘉楽打（からつ）太鼓」などによるオープニングで点灯式が行われ、15分おきに青・緑・黄・桃の4色に棚田が染まりました。寒い！だけどきれい。圧巻です。【日暮れ～4時間の間：2月29日まで】

唐津の夜空に映える光の輝きと背景にある心の温もりに触れ、なんだか晴れ晴れとしたスッキリした気持ちになりました。
ぜひ、きれいな光を見て、皆さんにも感じていただきたいです。
（取材地：唐津駅・相知駅・厳木駅・相知市民センター・肥前市民センター・切木小学校・竹木場公民館・浜玉町平原イルミ会場・ボートレース唐津・呼子朝市通り・玄海町浜野浦棚田）