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更新日:2023年12月21日
緊急消防援助隊の編成および施設の整備にかかる基本的な事項に関する計画に基づき、被災地初動対応訓練、緊急消防援助隊などの部隊運用訓練を実施する。この訓練を通じ、九州各県の緊急消防援助隊の効率的な部隊移動や部隊運用を目指すとともに、緊急消防援助隊の使命を自覚し、隊員相互および関係他機関との連携活動を実施することで、有事に際し、即応できる体制を確立するため。
令和5年11月25日(土曜日)から11月26日(日曜日)まで
福岡県飯塚市
対馬海峡付近に停滞した前線に向かって暖かく非常に湿った空気が流れ込んだ影響により、線状降水帯が形成・維持され、令和5年11月25日午前2時頃から九州北部を中心に局地的に猛烈な雨が長時間降り続けたことにより各地で甚大な被害が発生している。なお、被害の全容は把握されておらず、さらに人的・物的被害が拡大している模様。
佐賀県内の各消防局・本部で編成された佐賀県大隊(合計20隊69人)は、2日間にわたり合同訓練に参加し、夜はテントでの野営・給食訓練も行われました。指揮隊は、訓練現場の状況と多数の関係者から得た情報を整理し、各活動隊は、必要最小限の時間で的確な活動ができたと思います。
陸上自衛隊や地元消防団とも連携し、各日3時間の訓練で、結果的に約30人の要救助者を全員救出し、運営側の訓練責任者から高評価を得ることができました。
この訓練の成果を今後の現場活動に活用し、市民の安全・安心のため万全を期していきたいと思います。(消防署管理係 堤司令)
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