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更新日:2022年3月28日

唐津市観光地経営戦略プラン2022年版(案)についての意見

意見募集結果

意見募集期間 令和4年1月14日(金曜日)から令和4年2月13日(日曜日)まで
意見提出者 5人
提出方法 ファクス1人、Eメール4人

公表した案など

住民からの意見

意見の趣旨 市の考え方
(表記・表現について)
お役所言葉の使用で堅苦しい表現になっています。
お役所ことばについては、法制上の表現とせざるを得ない場合もありますが、可能な限り理解しやすいよう改善します。
(表記・表現について)
目次がなく、章立てにもなっていないため非常に読みづらい。
ご意見を参考に表現を見直しました。
(基本施策の施策1のタイトルについて)
施策1のタイトルが、「観光産業の発展」となっているが、当該プラン自体が観光産業の発展を目的としたものであり、タイトルを変えるべきではないか。

検討しましたが、タイトルについては、現行どおりとします。

(施策2の入込客数の回復について)
宿泊客数の回復では、具体的数値を挙げ、日帰り客数の回復では、情報発信の強化を目標としているが、情報発信の強化は、宿泊客数の回復にも必要である。タイトルを入込客数の回復とするのであれば、情報発信の強化、支援制度の拡充などの目標にするべきではないか。

ご指摘のとおり、入込客数の回復を図るためには、情報発信の強化は欠かせないものと考えています。宿泊客数の回復についても、プロモーションの中で情報発信を強化する計画です。

(施策3の滞在時間の延長について)

周遊ルートを設定するのであれば、埋もれている優れた観光資源の洗い出しを行い、観光資源として活用すべき。新しい魅力の発見と活用も目標に入れてみてはどうか。

連携する周辺地域とルートの協議を進めるなかで、参考にします。
(P4~観光産業の重要性)
観光産業は、唐津市の地域活性化に欠かせない産業であると捉えている。短期的にみて、一時利用の宿泊単価を維持しながらの入込客数を回復させることは課題である。中期的にみると、宿泊事業の持続性を高めていく手法とコロナ禍、コロナ収束後の観光客の行動の変化対応についての対策が考えられる。たとえば、これまでの集団的観光を避け、少人数、単独での観光行動への変容、大浴場利用からの個室風呂や露天風呂への入湯利用、大きいサウナから個室のサウナへの切り替え、交通機関においては、周遊バスからパーソナルモビリティ(レンタカー、レンタサイクル)の利用へとの変化である。その点も考えての観光戦略となるのではないか?
ご意見は、今後の参考にします。

(P16~資料編の来訪者属性について)
資料をみると、来訪者の属性として60代、70代が割と多い。そう考えると、空家の活用として古民家などのバリアフリー改修を進めたりして、ヘルパー付ゲストハウスを生み出してはどうか?高齢者だけを対象としてだけでなく、障がいのある人も使用できるゲストハウスの活用も滞在型観のひとつのアイデアである。

ご意見は、今後の参考にします。
(P13~地域通貨の導入検討について)
地域通貨の導入において、コングロマリット(地域における観光の多角的複合企業)も考えられるのではないか?異業種の事業取得での地域通貨導入ということなのか?地域通貨導入となると中期的な地域観光の経営戦略と考えるがその点どうなのか?地域観光の価値の向上と想定していた効果があげられるかどうか課題である。
ご意見は、今後の参考にします。
(観光戦略の課題について)
コロナ禍の観光戦略、ポストコロナの観光戦略を考える上で、唐津市としては、観光戦略の見直しとPR活動及び、観光関連産業の事業者への支援は重要課題となる。地場企業の経営統合(地域観光コングロマリット)の進め方、デジタル化の対応へと施策を推し進めていかなければならないと考える。そのためには、地場企業への情報提供、発信や経済的支援も欠かせないのではないか。異業種間の人材のシェアも施策の一つとして捉えられる。そのあたりも観光戦略として取り入れてほしいと考える。

今回のプランは、市が取り組むべき方向性を定めたものです。

当プランの策定にあたっては、市内商工団体などの意見も伺いながら整理を進めていますので、今後も必要に応じて各種団体などを通して地場企業への情報提供を行います。
また、ご意見は今後の参考にします。

(P1~プランの位置付けと目的について)「歴史と文化が輝く観光のまちづくり」、「地域資源の輝きが生み出す『ひとの流れ』の創生」を踏まえての位置づけとされていますが、総合計画、創成総合戦略は観光マスタープランの性格を有してなく、また、それに相当する計画が他にない以上、「経営戦略プラン」において一覧性のある内容を盛り込むべきと考えます。本プランでは「目標」と「方法」はわずかにあるが肝心の「商品」と「市場(消費者)」についての分析が欠落している。 ご意見は、今後の参考にします。
(観光総生産額について)
本プランでは独自に「観光総生産額」が定義されています。定義にあるように消費額に域内調達率をかけることによって付加価値額に転換するとは思えない。域内調達率の定義も示してほしい。
当プランにも記載していますが、現時点では観光産業全体の域内調達率を持ち合わせていないため、宿泊施設へ調査して得られた域内調達率を引用し、暫定的に観光生産額を算定しています。域内調達率の把握については、商工団体などの協力が欠かせないものであり、将来的には、可能な範囲で算定根拠の数値の精度を高め、より正確な数値目標を掲げていくことが必要であると考えています。
(観光総生産額について)
「人口減少が地域に与える影響額」として125万円/人(定住人口)年を用いて12億円と推計されているが、電気料金、市外での買い物・食事、旅行などは唐津地域外での消費で唐津地域に与える影響額からは差し引くべきである。また失われている12億円を補完するものとして「観光産業」の役割を述べられているが、「消費額」ではなく「総生産額」にする必要性が不明である。
当プランでは、人口減少がもたらす課題を克服しながら、関係交流人口の拡大と地域経済の活性化を目指すこととしており、その影響額をまずは暫定的であっても可視化させる必要があると考えています。影響額の算定にあたっては、さまざまな解釈や算定手法なども考えられるところですが、今回は、一般的に用いられている総務省家計調査の結果(定住人口1人あたりの年間消費額約125万円)を用いて影響額を試算しています。

(観光総生産額について)

「観光総生産額95億円(暫定)」とP4「域内への波及効果178億円」とはどういう関係にあるのでしょうか。

当プランに記載しているとおり、観光総生産額は、入込客数に観光消費額単価と域内調達率を掛け合わせたものであり、市に直接効果をもたらした額を暫定的に数値化したものです。
また、市に直接効果をもたらした額が、域内に与える一次効果を数値化したものを波及効果として区別しています。
(観光総生産額について)
P9の目標指数では観光産業の市内総生産額を建設業と同程度の220億円とされ、「得られた市内総生産額がどの程度域内へ効果をもたらしているかを確認する指標として観光総生産額を掲げ、2024年に150億円(暫定)を達成することを目指します」とされています。ここでも「市内総生産額」に対して「観光総生産額」が独自に定義されていますが経済学あるいは統計学的に正しい用例になっているか疑問です。ここで定義された観光総生産額は産業連関分析によって出されるものとこれまで理解していました。産業連関分析によるものが観光総生産額の算出方法のようになるのでしょうか。ご教示ください。さらにP4では観光産業市内総生産と「域内への波及効果」が136億円:178億円(1.3倍)であるのに対し、P9の目標指数では220億円:150億円(0.68倍)となっており波及効果の比が1.3倍から0.68倍と半減しています。定義が異なるというのが回答であるならば用いる数値が輻輳(ふくそう)しすぎていると言わざるを得ません。
地域経済波及分析ツールを使用し、現在持ち合わせているデータを基に、域内への波及効果(一次効果)を試算しています。
178億円は一次波及効果、150億円は観光総生産額であり、異なる2つの数値を比較されているため、取り違えが生じているものと推測します。取り違えが生じないよう表現などについて、見直しました。
(観光総生産額について)
「観光産業の市内総生産額」と「波及効果としての観光総生産額」の和をもって目標指数にすべきだと思われます。なにゆえに本丸である「観光産業の市内総生産額」を外し「観光総生産額」を主要な指標にされているかが不明です。P9で観光産業の市内総生産額を「建設業と同程度(・・・約220億円程度)を目指しますと記載されているのは承知していますが文脈的には主要なものとしては扱われていません。仮に重要項目といわれるのであれば、「商工業振興基本計画(案)」のP18と整合が取れません。
ご意見は、今後の参考にします。
(P8~基本方針について)
遠方からの観光客をターゲットにした観光地づくりが唐津の観光資源を磨きます。遠方からのお客さまは幅広い見聞から観光商品を評価します。それに耐えれる商品は近傍からのお客様に対しても満足を与えます。遠方からのお客様はストレスフリーの域内移動を求めますが、福岡から車でくるお客様はほぼ必要としません。基本方針にはこうしたフィロソフィーを盛り込むべきだと思います。
ご意見は、今後の参考にします。
(P8~基本方針について)
観光商品は消費者のニーズに合ったものにするのは当然です。ただし、観光商品はその土地の商品の歴史、文化、自然、風土といったものと不可分です。すなわち原石としての観光商品はまだニーズにあったものになっていません。ストーリー、デザイン、非日常的体験、食等によって付加価値をつける必要があります。観光商品にはそのような性格を有しているため原石と全く別の商品を作り変えることはできません。誤解を恐れずに言えば唐津の観光商品にあった消費者(観光客)に狙いを定めた戦略プランを立案することが必要と考えます。ボリューム層のニーズから考え始めればせっかくの比較優位の観光資源を生かせないことを心配します。EBPMとはデータ重視とともに論理的であることと理解しています。
ご意見は、今後の参考にします。
(P8~基本方針について)
「関係交流人口」はP1,P8,P9に出てきます(重要事項の部分)がいずれも「創出と拡大を図り」と3か所とも全く同じ表現で、どういう方法で「創出と拡大」を図るのか全く記述されていません。関係交流人口の最大の役割は唐津観光の魅力の「拡散」をになってもらうことだと考えます。今やネットでの世論が政治でさえも動かす時代です。拡散の仕掛けを具体的に書くべきです。
ご意見は、今後の参考にします。
(プランの策定プロセスについて)
観光産業の商品は多くの関係者が関わって成り立つ産業です。本プランは本年3月に策定予定と見受けられるが、スケジュールにとらわれず、多くの関係者が参加する体制で策定すべきです。結果としては時間がかかっても実効性のあるプランが策定されると確信します。
ご意見は、今後の参考にします。
(P4~観光産業の重要性について)
観光産業の重要性が用いられているデータの時点が明らかにされていない。同時にパブリックコメントが実施されている「商工業振興基本計画」のP5「市町民経済計算」では宿泊飲食サービス業は111億円となっている。また、過年度においても102億円という数値は見当たらない。P3のグラフは2015年のデータです。商工業基本計画では2018年の数値が示されています。総生産の数値は過去にさかのぼって修正されます。また最新の数字を用いないと事業評価ができなくなりPDCAサイクルがまわりません。10年計画ではなく3年計画ですからなおさらです。

データ時点については、追記しました。

102億円のデータについては、上位計画である唐津市まち・ひと・しごと創生総合戦略で使用されている既存データを用いています。
ご指摘のとおり、総生産額の数値は、過去に遡って修正されることがあるため、地域経済波及分析ツールで試算した直接効果の額のみとし、その内訳については、表現を見直しました。

(P4~観光産業の重要性について)
土産品業、二次交通はそれぞれ卸売・小売業・運輸業の一部とされていますが「一部」の割合と考え方を示してください。
現時点では、経済センサスによる産業別の市内総生産額しか持ち合わせておらず観光に直接起因する「一部」を把握するまでには至っていません。
このため、佐賀県観光動態調査の数値や地域経済波及分析ツールを用いることで、暫定的な直接効果などを推計しています。
(P7~課題と対策について)
「定住人口1人当たりに対して、国内宿泊者約25人分、または日帰り観光客約315人分」とあります。計算すると国内宿泊者は50,000円/人泊、日帰り観光客は3,968円/人となります。50,000円/人泊が以前観光課から聞いていた数字と大きく異なるように思えます。同ページ図から算出されたものと思われますが図に数値はありません。数値を示してください。これに関連して、50,000円/人泊と3,968円/人をもとに観光客数を用いての加重平均により観光消費額7,722円/人が算出されていると思いますが、ア.「数値の時点」、イ.「データが全国あるいは唐津」のいずれかが不明であるためこれだけでは算出できません。これらを明らかにしてください。

これまで、宿泊施設の1泊あたりの「宿泊単価」が約1万円前後で推移していることを関係団体などへ説明してきました。

今回の試算では、定住人口1人に対して、国内宿泊旅行者がどのくらいに値するかをイメージしやすいように宿泊単価ではなく、国内宿泊旅行全般に係る平均単価(約5万円)を用いて、人数換算をしています。

(P12~宿泊客数の回復について)
宿泊客数の回復をうたうのであれば、唐津でのナイトタイムエコノミーの取り組みを始めるべきです。特に大都市福岡と近接している唐津においては重要です。
いご意見は、今後の参考にします。
(P11~基本施策について)
本プランは総合計画基本目標5を推進するとあります。その基本施策1は「唐津らしさが輝く交流による観光まちづくり」となっています。P11からの基本施策にはいくつか「唐津」の施策があげられていますが、「商工業振興基本計画」にも「唐津焼全体のイメージを高めるような取組と、唐津焼の文化・歴史を含めた多様な価値を発信する場の充実」と記載されていますが、いっさい記述がないのはバランスを著しく欠いていると言わざるを得ません。ぜひ記載すべきと考えます。
ご意見は、今後の参考にします。
(プランの位置付けと目的ついて)
人口減少は唐津市だけの問題ではなく、全国的な課題なので、交流人口を増やす努力は全国の自治体が取り組んでいます。その中で訪問先に「唐津」を選んでもらうための施策が必要だと考えます。交流人口の流入と同時に流出のデータが必要ではないでしょうか。
資料編については、公表に向けたデータ整理の兼ね合いで暫定版となっていましたが、人口推移、転入転出のデータも盛り込むこととしています。
(市内の人の流れについて)
唐津市内の観光施設の来訪者属性の資料を見ると、60代、70代以上が上位を占めていて、休日より平日の来訪者が多いことがわかります。平日と休日の来訪者の世代がわからないので、短期方針でターゲットにしている40代、50代の来訪傾向が不明。
平日と休日に分けて、年代別の来訪傾向がわかるようにデータを修正しました。
(P11~宿泊促進キャンペーンについて)
観光消費額の増加、域内調達率の向上を目指し滞在時間の延長を図るための基本施策の取組事例の中に宿泊促進キャンペーンがありますが、宿泊費の助成などで増える宿泊者数は一過性のもので、中期方針のリピーターの拡大、観光総生産額の増加のためには、継続的に宿泊者数を維持する方策が必要と考えます。
ご指摘のとおり、宿泊喚起策は、一過性のカンフル剤的な施策であると考えています。まずは、コロナ禍の状況下で、事業継続を図りながら、早期回復に向けた下支えが重要であると考えており、回復段階に応じて、宿泊者数を維持する方策も検討します。
(P13~観光インフラの整備について)
和式トイレを洋式化するとあるが、合わせて数を増やすことも検討すべき課題かと思います。サイクリング、サイクルツーリズムに関連して、サイクルラックの整備も挙げられますが、先進地であるしまなみ海道などをみると、自転車で走りやすい環境が整っており、道路整備もインフラ整備に入れるべきだと感じます。
ご意見は、今後の参考にします。
(駅周辺の人の流れ、交流の場の創出について)
2地点の周遊者数(P35)にある観光スポットは、公共交通機関ではなく自家用車で訪問している場所であることが想像でき、駅から観光スポットまでの二次交通が整っていれば鉄道利用者が増え駅周辺の人の流れも増加すると思う。
ご意見は、今後の参考にします。
(観光戦略プランの課題について)
唐津ならではのものを市外から来る人に体感してもらい、唐津ファンを増やすことは大切ですが、まずはターゲット層となる唐津市民が楽しめることを創出して、人を集めることを考えてはどうか。市民が楽しんで生活している様子がSNS等を通じて発信していけば、よりリアルな唐津の魅力を伝えられるのではないか。唐津の楽しいことを体感するために、飲食店を利用する、宿泊するという行動につながるように行政が環境を整備していけば、民間企業が元気になり唐津市の税収も増えるのではないでしょうか。
ご意見は、今後の参考にします。
(関係交流人口の創出と拡大について)
本プラン案で示される観光資源は、その定義をかつての観光概念の域に溜めていることが気がかり。関係交流人口の創出と拡大を目指すのであれば、往来する人や物資、情報を把握し、関心元、興味喚起情報を探り当て発掘、加工し、狙うマーケットへ届ける思考を求めたい。すなわち外目線が重要度を増すのであるが、本プラン案は地元推しの定型の観光資源を頑なに、表看板とする隘路(あいろ)に入り込みそうな構造に見える。人々のレジャー欲求を多様化して久しく、選択肢は数多いということを理解しなくてはならない。唐津への観光、さらに言えば多様に関係性を結び、多彩な手法で交流するという行動を潜在顧客に選択させるには、マーケット層に的確に届く関心材料、ツールを選ぶことは極めて肝心である。すでに興味関心の対象にならない事物をいくら声高に訴え、物量手段に頼り告知、露出しても手間や資金の無駄になる。今日、人々の余暇活動のなかで観光は大きな比重を占めてはいても一つの選択肢でしかない。変容する観光のあり様、観光価値を、提供側として注視し続ける仕組みが必須。
ご意見は、今後の参考にします。
(観光戦略プランの課題について)
本プラン策定の前提として「唐津市の人口減少が与える影響額を補完する」を念頭に置くことがミスリードを招く。課題提起の視座がマイナス思考からでは課題解決の導き方にマエビロ感が出てこないし、ビジョンへの昇華は険しい。課題設定に別の視点があってもよいのではないか?観光は地域間競争であり、競合地をいかに出し抜き、凌駕するかの繰り返しである。消費者は世間の情報に左右される浮気な存在で、突出した事物、情報に心を惹かれる。誇りをもって掲げられるビジョンのため、唐津だからこそ希望を見出しうる資料、統計をまずは広く提示することはできないだろうか?競合他地域との差別化を導く資料選択と解析を望む。
ご意見を参考に「補完する」という表現を見直しました。
(P7~課題と対策について)
景勝地を愛でる観光行動は必ずしも宿泊を必要としない。宿泊させようとするなら近傍に複数の周遊先を設け5時間以上を消費させるとか、宿そのものに滞在したくなる理由を生じせしめる必要がある。他方、訪問先で消費額を増やすと同時に、地域そのものや提供者との関係性を高めさせる体験型観光では連泊や繰り返し訪問、継続的購入の動機を誘発することができる。高度経済成長期の一億総レジャー化の波の中で用いられた目標指標である「頭数」重視の視点を脱したい。オーバーツーリズムを例に上げるまでもなく、マス観光による弊害を理解し、いわゆる上客へシフトし経済効率を高めようと舵を切る観光地は今や少なくない。ひたすら入れ込み客を増やそうとする外客一網打尽的な施策には、今後対立概念としてSDGsが台頭してくる。ウィズコロナが否応なく圧力をかけてくる観光産業のリコンストラクションを想定しつつ、行政には民間へ思い切った機会を与え、支援していくことに力点を置いて欲しい。唐津ならではのフィルターで漉し通した「商品力」の創出、発揮に、地域知財の域内調達も果敢に臨んでいただきたい。
当プランでは、コロナ禍の状況も加味しながら、関係交流人口を拡大するために、まずは「人の流れ」を創出させることに主眼を置いています。
また、旅館組合など宿泊施設の事業継続を下支えする観点からも、宿泊稼働率を一定程度回復させることが必要であり、その目標値として宿泊者数を掲げているもので、「頭数」を重視した視点とならないよう施策を進めるうえで留意します。
(P8~基本方針について)
「補完」を念頭に置くあまり、頭数的な量的均衡を急ぎ、古典的マーケティングに走ろうとしているように見える。短期方針でリピーター獲得を視野に入れるとしているのに、中長期的には戦略的、戦術的分断をもたらすボリュームゾーンへの宗旨替えは、徒に時間と経費、労力を費やしかねない。一貫してリピーターの質的な唐津傾倒度合いを高め、訪問頻度や地域商材調達頻度による経済効果、関係密接度を高めるほうが、地域としての特色を出しやすく、地域経済に貢献すると思われる。
市が観光産業を基幹に位置づけようというのであれば、庁内組織横断的な企画連携と事業連携を進め、縦割りのセクショナリズムを脱した支援体制を民間へわかりやすいシステム構図により提示し、フレックスな支援をすべきである。
周遊ルートの再設定を滞留時間の延長に結び付けているが、それは旧来の観光旅行の姿であり、大衆観光の不効率を招いてきた。宿泊需要を起こすのに滞在時間の延長は重要であるが、別種の施策で滞留目的の拡散、滞留時間の延伸を図りたい。早朝深夜の時間帯の開発もそうした動きであり、インバウンド客向けのみならず体験価値の提供が特に有効な施策となってきた。排ガスを放出しながら多数の拠点を気ぜわしく移動し時間を稼ぐより、気象現象とか地域の営みなど、ある意味、時間の計算が立たない事柄に目を向けさせ関わらせ、興味や満足感を高めるのがSDGs風ともいえる。
観光関連事業者が主体的に取り組むことに行政が支援する。これこそが肝であり、実践願いたい。指導を名目に的外れな見解を押し付けることが仮にあっては、民間のやる気をくじき、事業の着手、遂行さえ阻害しかねない。素晴らしい民間事業の勃興と成功を、地域行政は勲章とすればよい。
ご意見は、今後の参考にします。
(P11~基本施策について)
行政職員が個別の民間事業を判定するのにEBPMの導入は一見的を射ているように見える。ただし先進的な取り組みや観光レジャーといった業態における事業の価値判定が行政需要の観点から偏向しないか危惧する。また取り組みへのパフォーマン効果を証左しようとする手間と労力を事業者側に、事業本体を脇に置かせるほど、過度に強いることになりやしないかも気にかかる。移ろいやすい消費者の欲求を測るのに、手元に揃う段階の証拠類は旬を過ぎた見切り品となっている恐れがある。経年劣化で色褪せ、消滅する参考事例もある。せめてエビデンスを他業態、他領域から抽出する調査力、これを観光に転置し読み解く判断力を備えたシステムを求めたい。評価軸には唐津市独自の視点、判定方法を編み出し、試行EBPMと併用していただきたい。こうした地域俯瞰的な戦略、戦術を具体に駆動させるヘッドクオーターをどう設けるのか?行政組織には宿命的に無理と考える。仮に民間に調査企画制作宣伝の能力のある機関なりがあるなら、そこに任せきる度量を行政は持つべきであろう。唐津に在所することではなく、唐津オリエンテッドを条件とすればよい。
ご意見は、今後の参考にします。
(P13~観光インフラの充実について)
市自ら提唱の「新しい旅のスタイル」に、自らのEBPMをどう対処させるのか?他で長らく実践済みの「新しい」ならエビデンスも揃えられようが、本当の「新しい」へ道筋はつくのか。「これまでの観光施設と文化施設の定義の見直し」へ用いようとする尺度を示してほしい。
基本的には、これまでの観光施設と文化施設の概念を無くし、人の流れを生み出す集客施設であるかを新たな判断基準としながら、各種統計データの解析を進めながら、見直しを行う考えです。
(P14~事業評価について)
市勢要覧にこれまで観光統計を掲示していなかったのが不思議である。統計方法を変えたという以前の資料も傾向を窺(うかが)う参考材料にはなりうるため、HP上には網羅いただきたい。2019年以降の三か年の数値だけでは、トレンドをうかがいみることは困難である。民間にKPIを求め、またEBPM適用を迫るには傾向把握のためにも一定の猶予期間を設けてしかるべきと考える。市職員の情報収集能力、事業判定感度を向上させなくては、民間事業者を指導するには能わない。EBPMを、手に余る事業を遠ざける道具にするのではなく、唐津市が競合他地域を上回るための踏み台としていただきたい。
ご意見は、今後の参考にします。
(資料編について)
旧来「観光資源」と呼び称せられたものが並べられている。現時点では数値材料が乏しくとも「関係交流資源」となる可能性を持つものへ領域を拡大し、項目案だけでも例示してほしい。掲げる観光資源の見直しにあたり、その基準なりを想定しているなら、その評価軸、評価項目がそうした領域を含むものであってほしいし、それに応じて唐津の候補要件を列記し直せばわかりやすい。本プラン案で掲げるサンプルをそのまま列記するのであれば「従来の観光資源」と明示し、資料信頼度を高めるため、元となる数値の収集方法を付記いただきたい。たとえ僅少であっても、関係交流人口を増やす萌芽の動きを多角的に探るためにも、誰もがマエビロに参照、検討できるような掲載が望ましい。関係交流資源の候補として下記を追加網羅していただきたい。
→移住、定住を意図していると思われる問い合わせ件数や実際の訪問者数、訪問時の行動傾向等
→施設のみならず体験の参加者同行、コンテンツ種や事業者数などの推移
→唐津独特の生産品、生産方法、生産地環境など、いわゆる地域特性に関わる事項
→唐津市歴史民俗資料館の周遊動向
資料編については、暫定的なイメージとして参考までに公開を行っています。当プランの制定時により充実するようにデータの整理を進めてきました。また、ご意見も参考にしながら、プラン制定後も資料編については、継続したデータの蓄積と定期的な公表を行います。

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観光文化課 

〒847-8511 佐賀県唐津市西城内1番1号

電話番号:0955-72-9127