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更新日:2024年2月29日

市民厚生委員会所管事務調査報告書

市民厚生委員会所管事務調査報告書全文

新型コロナウイルス感染症に対しましては、4月7日に7都府県に対し緊急事態宣言が発出され、16日には全国に拡大されました。佐賀県では4月27日時点で37名、唐津市におきましても4名の感染者が確認されており、大型連休を目前に感染拡大防止のため緊急な対応が求められていました。また、おうち温泉天徳の湯は、令和元年7月に湯量が減少し、翌月には水道水で営業を続けながら揚水ポンプの入れ替えが行われましたが、湯量が回復しなかったため、源泉所有者であるダイワゴルフクラブ株式会社と協議を行い、湯量減少の原因究明に係る調査が実施され、その結果を受けて今後の方針を決めるとのことでした。そのため、本委員会は閉会中の継続調査の申し出を行い、所管事務調査を行いました。

この所管事務調査の方法については、新型コロナウイルス感染症対策として、3密を極力避けるように、現行制度内において可能な手段を検討し、小委員会を設置することといたしました。

1新型コロナウイルス感染症対策について

新型コロナウイルス感染症対策については、4月28日に本委員会を開催し、今後の方向性の確認を行い、

  1. 感染拡大の防止について
  2. 感染拡大した場合の医療体制の整備について
  3. その他について

これらを、連休前に対応することと5月中に対応または検討することに分けて、各委員の意見を求めました。感染の拡大防止について連休前に対応することが3件、5月中に対応または検討することが5件、感染拡大した場合の医療体制の整備について5月中に対応または検討することが9件、その他について連休前に対応することが1件、5月中に対応または検討することが3件の意見があり、4月30日に小委員会で意見を取りまとめ、執行部に対し回答を求めました。なお、出された意見の中で専門的知見が必要な部分については専門機関である唐津保健福祉事務所へ5月1日に依頼を行いました。執行部及び唐津保健福祉事務所から5月11日に回答があり、本委員会は5月15日に依頼に対する回答の確認及び22日に報告書のまとめを行いました。その結果、連休前に対応する主なものとして、行政放送、防災無線などによる市民への呼びかけ、感染予防に関する行政放送などの編成と定期的な放送、観光施設・漁港施設・公園などへの県外からの立入制限の措置の実施及び確認などが提言され、全ての項目において対応されたところであります。また、5月中に対応及び検討が必要な主なものとして、災害避難所の対応について、感染予防の普及・啓発について、関係団体との情報共有の確認について、行政側からの人的供給についてなどの提言がなされ、全ての項目において対応及び現在調整・検討が行われているところです。また、佐賀県が実施する新型コロナウイルス対策である「プロジェクトM」の中にある「人材・資機材などの医療資源の確保と仕組みづくり」について、さらなる支援を唐津保健福祉事務所に要請を行いました。

なお、新型コロナウイルスの対応については、これからも継続して行っていく必要があるため、次のとおり実施されるよう求めます。

  1. 感染拡大について今後長期化することが想定され、市民の感染に対する不安解消の取り組みは重要であるため、感染防止の呼びかけ・感染による差別や風評被害防止・医療機関を受診する際の注意事項の周知・日常の健康維持に対する取り組みなど、市民への啓発強化を図ること。
  2. 新型コロナウイルスの感染が拡大したとしても、医療崩壊を起こすことがないよう、佐賀県や関係機関と密な連携を図り、医療従事者が安心して医療従事できるよう体制の強化を図ること。
  3. 新型コロナウイルスの長期化を見据え、マスクや消毒剤など安定的な確保と供給に努めること。
  4. 6月に入り、大雨などによる自然災害の発生が今後懸念されるため、避難行動や避難所の設置運営に関し、より具体的な検討を行い、早期にマニュアルを作成し周知を図ること。
  5. 放課後児童クラブや幼稚園・保育園など、社会基盤を支える関係機関の現状把握やニーズの把握を行い、きめ細やかな対応をすること。

2おうち温泉天徳の湯について

次に、おうち温泉天徳の湯については4月28日の継続調査において湯量減少に係る調査の結果が報告され、源泉の復旧には、現在の内挿管を抜管し再設置する方法しかないが、現在の内挿管は設置してから30年近く経過し、腐食もかなり進行していることから再設置は難しいため、湯量を確保するためには新規に温泉源開発をしなければならないことが示され、今後の政策調整会議において方針を決めることが報告されました。

また、5月15日の本委員会において、4月30日に開催された政策調整会議の中で、保健福祉部としては、今年の9月末をもって施設を休止し、民間移譲に向けた事務を視野に検討が進められていることが報告されました。

おうち温泉天徳の湯に関しましては、昨年7月から源泉の湯量が減少し、水道水での営業が続いておりますので、早急な対応が必要であることは、これまでの委員会においても申し上げてきたところですが、改めて、おうち温泉天徳の湯については、次のとおり実施されるよう求めます。

天徳の湯の現状と市の方向性について、早急に関係者に対し、丁寧な説明を行うこと。

以上、本委員会における所管事務調査の報告といたします。

令和2年6月1日

市民厚生委員会委員長

唐津市議会議長

市民厚生委員会所管事務調査報告書(令和2年6月1日)(PDF:168KB)

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