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更新日:2023年11月15日
非常勤で小学校に勤務しています。家庭の事情で水筒を持たせてもらえない子どもがいます。低学年の子は、体育の授業のほか、友達が持参したお茶を飲む時には水分補給のため職員室に飲みにきています。その子に自分でお茶を入れて持ってくるように話してみたところ家では、冷蔵庫にお茶はなくジュースしかないそうです。水筒がないため、上の子は校外学習への参加も躊躇しているとのことで担任の先生がおうちに連絡しても同様でした。学校でお茶を用意するなどして対応するようです。他の学校でも、同様の例は少なからずあるのではないかと想像しています。自分は県外育ちです。小中学の頃は校内にウォータークーラーが設置されており水筒など持参したことはなかったです。ひとり親家庭、機能不全家庭にある子どもたちの中には不登校や、学校に来ても十分な学用品も持たせられなく意欲を失わされていると感じるお子さんも毎年見受けられます。ここに書いた水筒の例は、その一例であります。個人でできることには限りがあります。いろんな人に知っていただき、せめて義務教育学校に学ぶ子どもたちのこのような実態があることを知っていただきたくお知らせとお願いをさせていただきました。どんな方に、どんな組織にお願いしたらいいのでしょうか。そういったことも教えていただければ幸いです。
唐津市教育委員会としては、児童生徒の学習環境の保全を確保するため、水分補給は重要なものと考えており、水筒のお茶等が無くなった児童には学校でお茶を用意して、熱中症対策に取り組んでいるところです。以前はウォータークーラーを設置している学校もありましたが、現在は衛生上の問題で設置していません。
浄水器またはウォーターサーバーの設置については、現時点で予定はありませんが、ペットボトルの削減を目的とした浄水器をSDGsの観点から学校に設置を行っている事例もあります。
また、学校での家庭の事情による児童対応については、改めて職員内での情報共有を行い、対応のご検討をお願いします。
学校内での対応が困難な場合は、学校教育課にて対応方法を判断しますので、学校教育課へ情報提供してください。また、緊急度の高い場合は、学校から直接唐津市こども家庭相談室(電話番号:0955-53-7181)へ相談してください。児童対応については、学校、学校教育課及びこども家庭相談室にて連携して取り組んでいます。
こども家庭相談室は、市民の皆様の子どもに関する相談に対応しており、保護者だけではなく誰でも相談できます。ご理解とご協力をよろしくお願いします。
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